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土下座で頼んでみても予算は下りなかったらしい アニメ『土下座で頼んでみた』感想・評価・レビュー【アニメレビュアーズ#18】

 

異種族の風〇をレビューする某アニメに倣って、僕が(全話)視聴したアニメの感想や評価を書いていく「アニメレビュアーズ」

 

今回は、秋クールなのに珍しく不作だった2020年秋アニメの異端児『土下座で頼んでみた』のアニメを全話観終えたので、正直な感想・評価・レビューをぶつけようと思う。

 

アニメレビュアーズとは?

 

 

『土下座で頼んでみた』作品情報

アニメ『土下座で頼んでみた』キービジュアル

©ふなつかずき / DMM pictures
放送時期 2020年10月-12月
話数 全12話+OVA1話
ジャンル ラブコメ
アニメーション制作 アドネロ

 

『土下座で頼んでみた』あらすじ・PV

ふなつかずきの大人気同人誌シリーズ「土下座で頼んでみた」が
まさかのショートアニメ化決定!

ついつい女の子の色んなものが見たくなっちゃう主人公・土下 座。
彼には女の子を口説き落とす最終手段があった。
―― そう、「土下座」である。
「お願い」を聞いてもらうまでひたすら土下座で押し通す土下 座、
突然の行動に驚き、恥じらい、困惑するヒロインたち…
果たして土下座に不可能はないのか!?
最後に女の子たちはみんな見せてくれるのか!?
さあみんなで、「レッツ!土下座!!」

引用:アニメ「土下座で頼んでみた」公式サイト

 

 

 

『土下座で頼んでみた』スタッフ

原作:ふなつかずき

監督:永居慎平

アニマティクスクリエイター:永居慎平

キャラクターデザイン:HARIBOTE

色彩設計:ながさか暁

美術担当:高薄亜実

音響監督:大室正勝

音楽:no_my(FAVORITE STEPS)

製作:DMM pictures

 

『土下座で頼んでみた』キャスト(声優)

崖坂みのり:小倉 唯

豊房 麗:長妻樹里

見瀬内花南:富田美憂

数寄屋橋 累:長妻樹里

大阪朱莉:清水彩香

村上小波:北守さいか

喜屋武 珠:清水彩香

塩屋 令:富田美憂

姉歯結亜:小倉 唯

ニノセ サンノセ:海田朱音

油石夏実:北守さいか

思井綾芽:小倉 唯

土下 座:杉田智和

天の声:堀江一眞

 

『土下座で頼んでみた』評価

評価項目 作画 演出 音楽 声優 ストーリー キャラ 設定・世界観 雰囲気 面白さ
点数 4 4 6 6 4 6 7 5 5

お気に入り度:★☆☆☆☆

 オススメ度:★☆☆☆☆

 

最底辺レベルの5分アニメ爆誕

本作の感想は悲しいことに、さらっと一文にまとめることが出来てしまう。

 

「僕がこれまでに観た5分アニメの中でも最悪級に酷かった」

 

...これだけではブログ記事が一つ成り立たないので、僕が12話視聴して感じたことを箇条書きで列挙していく。

 

 

  • 本編は3分も無いのに作画枚数がやけに少なく、静止画でさえも怪しい
  • カメラアングルはほぼ固定で、画のレイアウトや演出は死ぬほど適当

f:id:tayusuto41:20210107020713j:plain

引用:「土下座で頼んでみた」キービジュアル&PV公開 | アニメ!アニメ!

キービジュアルのイラストが一番マシだったというオチ。同人のギャルゲーの立ち絵でももっとマシである。

 

  • ただし最終回(12話)だけはなぜか、作画・演出ともにめちゃくちゃ張り切っていた

f:id:tayusuto41:20210107032136p:plain

©ふなつかずき / DMM pictures

今まで意地でも動かなかった画面中央のヒロインを一回転させたり、「シャフ度」を彷彿とさせるヒロインの振り向きカットを入れたり、ホラー映画のような怖い演出を何度も挟んで来たり。

「最終回だからやってやるぜ!」という気合は感じたけれど...最初から本気を出せ。

ラストのオチは、ヤンデレ気味になったヒロインに主人公が刺し殺されて異世界転生するという、『School Days』の最終回と昨今のアニメ業界トレンドを無理にくっ付けたようなもの。

ふざけたねぇ...僕は嫌いじゃない。

 

  • 声優さんがキャラクターを掴み切れてない感が出ており、正直キャラと声が合ってない

ヒロインの兼ね役をしている声優さんが三人居たりと、最もお金が掛かってるであろうキャスト面からも低予算臭を感じてしまう始末。

主人公・土下座(どげすわる)役の杉田さんのアフレコは、土下座役としての演技というより、杉田智和役の杉田智和さんによる演技という印象だったw

素のテンションではなく、かなり作っているだろうが...

 

  • ナレーターのツッコミがすこぶる寒い

この要素が一番キツかった。ナレーションは不要だって...

ナレーターのツッコミが許されるのは『ちびまる子ちゃん』だけである。

第10話にて、ナレーションが実は主人公の父親だと発覚した所は一番笑ったwww

 

  • 脚本が支離滅裂

ナレーションが意味不明で内容が空洞なのは説明するまでもなく、主人公とヒロインの掛け合いもちぐはぐであり、肝心のオチも毎話ぶっ飛びまくりだ。

下手なエ〇漫画よりも下手だと思う。

 

  • EDは普通に良い曲

唯一の取柄。

さすが『ダンベル何キロ持てる?』のOPテーマ「お願いマッスル」を手掛けた作詞・作曲コンビによる楽曲だ。中毒性はかなりあるだろう。

個人的には、サビに入る前の「ホホホホホゥ~!」の部分が好きだね(俺のこの思い伝われ)。

 

 

まとめ:土下座するから観ない選択を勧める

面白いほどに馬鹿で酷い内容と映像だった...

”DMMらしい”と言ったら”DMMらしい”。そんな作品。

40分をすごく無駄にした気分である。

 

無論視聴のオススメは全くできない。

この作品を観るくらいなら、原作となったふなつかずき先生の1枚イラストを見た方が良い。こちらは女の子が非常にえっ・・・かわいい。

また、絵師さんの同人誌原作アニメという同ジャンルならば、『みるタイツ』を視聴した方が何倍も素晴らしい40分を過ごせる。という事で、本作が気になった君には『みるタイツ』の視聴をオススメしよう。

たかが40分、されど40分。僕が皆々様の代わりに尊い犠牲を払ったので、人生の限りある時間はどうか有効活用してほしい。

 

最後に余談ではあるが、本作を視聴してレビューを書き上げるまでの時間はわずか2時間であった。

はい、自他共に認める手抜き記事だよ。手で抜きはしなかったけどな…!(最低な下ネタ)

 

 

『土下座で頼んでみた』を配信で観る

PCの方は、125%に拡大して閲覧することを推奨します。