※この記事は、旧ブログ「たゆすとの趣味生活」で2019年4月25日に投稿したものをリマスターした記事です。なので、書かれている内容等はその日時点のものであることをご容赦下さい。
ことみルート選択肢
4/14
やめておく
4/15
ムシする
サボる
食べる
中庭に下りる
まだ話を続ける
成り行きを見守る
興味がある
気になる
話しかける
4/16
行く
走って買いにいく
ひとりでやらせる
4/17
見に行く
ついていく
ついていく
サボる
ついていく
ページを切ってないか調べる
校内で暇を潰す
校外で暇を潰す
話しかける
4/18
引き受ける
蹴り返す
自分が占ってもらう
図書室
脅かしてやる
図書室に入る
ページをめくる → ほっぺたをつつく
放っておけない
助ける
話しかける
4/19
もう、やめさせる
旧校舎へ
図書室へ
後を追って書店に入る
家まで送ると申し出る
4/20
ここにいていいか訊ねる
読む
4/21
真面目に起きていく
声をかける
ちょっとからかってみる
4/23
職員室に行ってみる
4/25
素直に待っている
4/29
外出する
4/30
ことみを助ける
5/3
今はまだ違いますが…
5/4
このままでもいいか…
5/5
告白する
5/8
なぜそんなことを訊くんですか?
5/10
続ける
エピローグ
「あきらめるな」と言う
続ける
広いお庭(ことみルートクリア)
ことみルートクリアまでの道
初めての出会いは図書館だった、とこの時はまだそう思っていた。
自称名誉図書委員を謳う、文学少女にして天才少女にして、ミステリアスな部分が多い謎多き美少女。
CLANNADは人生(教訓)
次に出会ったのは放課後の書店。またしても本!
※但し少女は武器を所持
家はお金持ちで、凡人には理解が及ばないほど頭は天才的に良いが、ハサミで売り物である本の1ページを切り抜こうとするほど、かなり頭や言動がぶっ飛んだキャラである...この世間知らずの箱入り娘感。
昔弾いていたという事でバイオリンを鳴らすことみさん。
だがその音は不評のご様子・・・w バイオリンも武器だったか~
それぞれが自分の持つ語彙を精一杯に引き出し、その音の酷さを表現して行く中、一番酷かったのが意外にも渚www 大穴だったわ!
若干汗を垂らして顔を引きつっているのが妙にリアルなんだよなぁ。この表情パターンは初めて見た。
折角のノベルゲームなのに、ことみのヴァイオリンの音が文章の擬音のみで表現されている時点でお察しの酷さである。
第一次星間大戦も瞬時に終わらせてしまいそうな歌声を持つジャイアンと戦わせたい。
「お前はGoogle翻訳か!」とツッコみたくなるような一幕。
※このゲームは一般向けゲーム(ギャルゲー)であり、18禁ゲーム(エロゲー)ではありません。
ベタベタな下ネタをここぞとばかりに投入して来るシナリオライターに感服。
ナニをツッコんだら対象年齢上がっちゃうからね。
懲りずにまたもやヴァイオリンを弾くことみさん。
やめて!私たちのライフはもうゼロよ!やめてえええええええぇぇぇぇぇぇ(手記はここで途絶えている)
今作で最も頭に疑問符が浮かぶシーン。メタ発言・・・
とある事故の勘違いにより、両親との思い出したくもない記憶が蘇ってしまい、発作のように泣き崩れ、慟哭することみ。
(画像が無かった為拾い画)
そんなことみを学校に来させるため、一ノ瀬家の庭に来るが、雑草だらけの廃墟状態だった。
過去の記憶を頼りに理想のお庭にするべく、一ノ瀬家の庭園を掃除して綺麗にし、完全に塞ぎ込んでしまったことみを救おうとする朋也。
満天の星空。
こんな美麗な光景、日本だったら絶対に見れないね。
人っ子一人いないただの背景だが、完成するのにかなりの時間が掛かってそう。
ワンチャン、これ星空の写真、って言ってもバレないまである。
一ノ瀬家の庭を花で溢れ返った庭園、理想郷へと返り咲かせた朋也。
そこには途轍もない資金と労力が掛かっているのに、それだけ彼女の存在は彼を突き動かすのか・・・
ロリことみ(^o^)
ようやく過去、一ノ瀬ことみと過ごした幼少期の日々の記憶を思い出す朋也。
彼女に取っては、一人しか居なかった心から信頼出来る親友にして好きな人。
本当は高校の図書館での出会い(最初のスクショを参照)は感動の再会だったはずであった事など・・・連鎖連鎖で閉ざされてた過去が明らかとなって行く。
ことみとの記憶を思い出したことを必死に伝える朋也。
ようやく朋也が思い出してくれた事によって復活することみ。
再び二人を繋げたキーアイテムになったのが、二人が読んでいた一つの絵本。
私の秘密、と前から渡され読まないでと忠告されてた絵本。
これで記憶も二人の関係性も完全復活。ようやくスタート地点に戻って来れた、という感じである。
エピローグにて、ようやく二人は先に進み出す。
ある日、名前も顔も知らない紳士な男から渡されたキャリーケース。
その中身は、かつて両親に願った誕生日プレゼントであるクマのぬいぐるみ。
いきなり見知らぬ人が自分に押しかけて来て、謎のキャリーケースを渡されるとか怖いな。けれどそのキャリーケースは、両親の物だった。
その鞄は両親によって守られ、飛行機から海に落ちて流され、世界中を旅して来た・・・
多種多様な言語の壁でさえも超えて・・・
もう亡くなった両親からの約10年越しの誕生日プレゼント(´;ω;`)
添えられた手紙には、「たんじょうびおめでとう」の簡潔に愛娘の誕生日を祝福する文字列。
夏には、朋也たちから約束の誕生日プレゼントである修理したバイオリンが遅れて届く。
ことみの両親の愛が詰まったくまのぬいぐるみも、朋也が綺麗にした一ノ瀬家の誇る庭園に飾られて。
一ノ瀬ことみ√の集大成の絵だ。
ことみ√クリア!
ことみルートクリア後感想
まず一ノ瀬ことみというキャラクター。
設定上では、頭脳明晰の一言では済まされない、外国の有名大学からお呼びがかかるほどの「超が付く天才」。
しかし、彼女のルートをプレイしても、彼女が「超が付く天才」だとは思えなかった。
理由は、普段の高校生とは思えない幼稚なセリフ・行動と、小難しいことを喋り天才の鱗片を見せるときのギャップが激し過ぎると感じたから。
日常の稚拙な言動は、両親が居なくなり、唯一の信頼できる存在だった朋也まで消えてしまい、成長が止まってしまったと考えられる。
が、「賢い人」に切り替わり小難しい文章の羅列を喋るシーンでは、まるでWikiや本の内容をコピペしたようなセリフを吐いていて、違和感があった。
その普段の会話と説明でのギャップや若干人間味が感じられない部分は、「超が付く天才」だからなのだろうか?
そういった違和感や疑問が付き纏い、僕は「一ノ瀬ことみ」を残念ながら好きにはなれず、少し苦手なキャラクターになってしまった。
アニメでも小説でも「賢いキャラクター」を作るのは難しいし、ライターより賢いキャラクターは出来上がらない。キャラクターが賢ければ、そのキャラクターを書いている人もまた賢い。
一ノ瀬ことみというキャラクターはあまりだったが、シナリオは‘‘さすが‘‘Key‘‘と言わざるを得ず、とても良かった。
一番色んなヒロインが登場して百合百合するし、終盤のキャリーケースのくだりは泣けた。
娘をおいて海外出張するも乗っていた飛行機が墜落することになった一ノ瀬夫妻は、世界を変えてしまうかも知れない論文を捨ててまで、キャリーケースに愛する娘・ことみへのプレゼントを入れ、夫妻は命を落としてしまう。
そしてそのキャリーケースは、どこかの国の海岸へ着き、それを見つけた人が「このキャリーケースの宛先に」と別の人に渡して、またその人が別の人に渡して。
手掛かりなんて無い。ただこの人なら宛先に届けてくれるだろう、とバトンのように繋いで行って、人種や言語の壁でさえも超えて。
そうやって10年の時を経て、ようやく宛先に辿り着いたのがあのキャリーケースなのだ。
そんな壮大な物語が裏で動いていたのかと思うと、もう感動の余り泣くしかなかった。
また、その一ノ瀬夫妻は、この「CLANNAD」の世界における’’幻想世界’’の存在の核心に迫っていた。
一ノ瀬夫妻マジで天才じゃん・・・本当に世界を揺るがすほどの発見じゃねぇか・・・
ことみ√、本当に長かった...
幼少期の回想シーン辺りからもう終盤だろうと思い込んでいたら、まさかそこから二時間以上も話が続いただなんて。
「一昨日は兎、昨日は鹿、今日はあなた」ね・・・
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