今回がCLANNAD攻略&プレイレポート&感想記事の最終回。
最後はルートのクリア後感想のみならず、『CLANNAD』全体の感想も含めて、12000字超えの大ボリュームでお届け!
AFTER STORY(アフターストーリー)選択肢
5/5
自分を落ち着かせる
5/6
いい
5/9
誤解を解く
黙ってじっとしている
5/12
テレビを見る
5/13
創立者祭
模試
5/16
別にいいけど
古河渚
(セーブA)
ダメじゃなくて無理
早苗
好き
※古河渚ルートの5/2で「好き」を選択していた場合のみ 早苗の光の玉を入手
芳野
正直に答える
歌う
さらに続きを訊く
明後日まで待って、一緒に行く
古河渚
……。
堪える
大人しくテレビを見ている
いらない
そろそろ止める
(セーブB)
協力する
見に行く
※ここで1周目のエンディング。(セーブA)をロードして「仕方がない…」を選ぶと秋生シナリオへ。
秋生シナリオ
(セーブA)をロード
仕方がない…
オッサンのこと
抱きしめる
※秋生の光の玉を入手
幻想世界(光の玉を全て入手)
トゥルーシナリオ
※光の玉を全て入手した状態で「AFTER STORY」をクリアするとトゥルーエンド。(セーブB)をロードすれば、そこからすぐトゥルーエンドへ行けるぞ!
(セーブB)をロード
協力する
小さなてのひら(トゥルーエンド)
CLANNAD(全てのルートをクリア)
コンプリート(全てのトロフィーを獲得)
CLANNAD 完全クリアまでの道
1周目:渚と汐と町の人達と
”渚ルートの続き”という体で「AFTER STORY」が開始。
5月も半ばに本編は終わったが、後日談では春が過ぎ、夏がやって来て秋を超え、肌寒い冬を突き抜けてまた春が訪れた。
渚はまたもや体調を崩し、半年以上が寝たきりとなって留年。三度目の三年生、周りは三年間で高校を卒業して行くのに対し、渚は三年間を三年生で居ることになった。
一方朋也は、愛する渚が心配で最後の高校生活を謳歌できぬまま普通に卒業し、芳野さんの勤める電柱工事の会社に就職。
ここまでのくだりもドラマあり、涙ありの長丁場だったが、特にスクショを撮るわけでもなく普通にプレイしてしまったため割愛。
毎度書くけど、ブログのレポート記事やプレイ動画を見るのではなく、自分で買ってプレイするのが一番だよ。
そんな中、「自分たちで暮らしていくんだ!」「自分の手、稼ぎで愛する人を守りたい!」と、狭くてボロいアパートを借りて二人暮らしを始めた渚と朋也。
山あり谷あれど、夜にはちちくり合いイチャコラする二人。
もう我慢してパンパンだよ、パンパンアーモンド!!!
なんの躊躇いもなく恥ずかしいセリフを吐く芳野さん。
やはりまだ厨二病患ってないか?
左上の日付表示がなくなり、~早苗さん編~に突入。
人妻なのに、いや人妻だからこそドキッとさせられる場面も。
好きかどうか聞かれたり、好きだ(人間として)と言われたり、頬にキスをされたり...挙句の果てには「二人だけの内緒」封じ込めでK.O.フィニッシュ!!
愛する渚を放り出してまで早苗さんをNTRする薄い本が刷れる刷れる...!
そんな風に少し若い好きな人のお母さんとイチャイチャしていたところ、通りかかった芳野さんに見られてしまい、ややこしい事態を招いた。
それから早苗さんの所にかつての教え子がやって来て、「新しくこの町で塾を開くから、早苗さんが教えてる塾の生徒たちをくれ」という旨を言われる展開へ。
最初は生徒を受け渡し”古河塾”の先生を辞めると言っていたが、悩みに悩んで血迷った結果、諦めたけど教師になることが夢だったから、やはりまだ”古河塾”を続けたいと。
そう本音をぶち明けてくれた早苗さん。
それが聞きたかったんだ...
そこへ塾の生徒たち、もといガキどもが集まってくる。
「AFTER STORY」初のイベントCG。
やっぱり”古河塾”はまだまだ不滅で、早苗先生居てこその近所のガキどもと”古河塾”なんだなと。
ほんとこの家族は、町の人達に愛されてるよ。あれ、目に汗が...
~芳野さん編~
朋也の就職先の先輩であり、仕事の相棒である芳野さんが、かつて”音楽の道”を目指していた頃の過去を話してくれた。
そうだ、誰もあえて触れてなかったが、芳野さんは一度は成功して夢を得た元ロックミュージシャンなのだ。
”音楽の道”を目指し始めプロになり、潰えるまでの日々。そして今も共に居る愛する人、伊吹風子さんとの馴れ初め?などが明らかとなった。
かなり壮絶な半生を、Wo...
そこで芳野さんに再び音楽を始めることやCDデビューを勧める朋也。
最初は乗り気ではなかったが、一緒にしょうもないCDのデビュージャケットを考えたりetc...
過去回想が終わり現在の時間軸に戻った世界は、ほとんどギャグパートだった。
無事芳野さんの音楽への道が始まり、問題がすべて解決した仕事終わりの夕方。
こんな一言をかけてくれた。
こんなカッコよくて頼りがいのある先輩が居てほしい人生だった...ガクッ
~同棲編~
夏休み、早苗さんとおっさんも一緒に出掛けることになる。
だが、その選択肢が酷い!w
こんなのどう考えても「海でバーベキュー」だろ!BBQ!BBQ!
しかし、またしても渚の体調が整わず、お出掛け計画は中止に。
なにか”楽しみ”を目前にすると体を壊してしまう渚が不憫で仕方がない。
「今年もまた卒業できないのか...?」という不安が頭をよぎる。
渚の体調も回復したある日の夏、二人部屋でイチャコラしていると、突然の電話が...
「あんたの親父さん、捕まっちゃったよ」
!?!?!?!?
ちょっとは幸せの方向に話が進んでいたのに、そんなことは知るか!と一気に絶望のどん底へと叩きつける展開。
シナリオライターは鬼か...まあこれからもっともっと酷い仕打ちに...
翌日親父が収監されているという刑務所に寄り、親父に怒鳴り散らして失望した、その帰り。
「結婚しよう」
渚にプロポーズする名シーンだ。
当の然、朋也の言葉を受け入れる渚。二人は今日この日、籍を入れて結ばれた。
そして、また春がやって来た...
三度目の正直ということで、遂に卒業に必要な出席日数を満たし、高校を卒業した渚。
がしかし、卒業式当日は例の如く発熱してしまい参加できなかった。
今日は、そんな渚へ朋也がずっと前から計画していたサプライズの日。
「最後に制服デートがしたい」と、渚を学校まで連れて行く朋也。
学校への道中は、出逢ったあの頃と同じ”満開の桜”。
そして・・・
うおー! すの...はら?
どうやら就職に際し、金色だった髪の毛を黒く染めたらしい。髪色が違うだけでこうも印象が変わるとは...
ほかにも藤林姉妹や智代、ことみに幸村先生など、あの高校生活の日々に関わったメンバーが総集結。早苗さんやおっさんも来た。
そう今日は、二回の留年を経てやっとの思いで卒業できたが、式には参加できなかった渚への”特別な卒業式”。
幸村先生から卒業証書を受け取り、ひとり「卒業の言葉」を述べる渚。
くそっ、リアルの卒業式では学校になんの思い出も無いから泣けなかったけど、この卒業式は泣かずにはいられねぇじゃねぇか...
༼;´༎ຶ ༎ຶ ༽ 渚ぁ...よかったなぁ...渚ぁ...
そんな、これで「世界で一番幸せ」だなんて...
もっと裕福で、浮き沈みや壁の少ない生活はあるというのに...
。 ∧_∧。゚
゚ (゚ ´Д`゚ )っ゚
(つ /
| (⌒)
し⌒
...不憫だあああああ
でも彼女が幸せだというのなら、それでオーケーです!
世界一好きな人と一緒に居られればそれで世界一幸せだよな。
高校を卒業した渚は、近所のファミレスでバイトを始めた。
そしてそこの制服姿がめちゃんこ可愛いという情報を小耳に挟み、この目で渚の働く姿を見たいと言うおっさんと朋也、変態二人組。
いやおっさんの変装ガバガバだから絶対バレるから...ってバレてない!!
ブラザーをブラジャーとか言っちゃう、ラッパー擬きのお前の父だぞ!!!
それからある日・・・
子供ができちゃったみたい
一度は女の子に言われたいセリフ(?)
い、いつの間にそんなことをしていたんだ...おいそこを描写しろよ!!(※全年齢対象だから無理です)
まだ高校を卒業して働き始めたばかりで、貯蓄も不十分なのにもう!? まだ大学生の齢なのだから、もっと将来の事とか計画的に考えて致せよ...
と思ったが、できちゃったのだからしょうがない。若気の至りってやつかな?ハハハ!!
そして新婚”性活”の事情を、親の前で言いふらしてしまうバカ娘・・・いや嫁。あちゃ~☆
出産は自宅で行うことになり、早苗さんに助産師の八木さんを紹介してもらった。
子供の名前は『汐』に決まった。『う し お』か、良い名前だな...
おっさん嘘を教えるなw
アンタはもうその齢で”ジイジ”だ。よろしく頼む。
それからまたしばらくして、早苗さんから「突然秋生さんが居なくなり、翌日になっても帰って来ない」という旨の電話が。
町中を探してようやく見つけたのがこの場所。
俺が、俺たちが...家族だ!!!ってか?
おっさんは、渚の謎の発熱の原因であり、おっさんと早苗さんが渚のために夢を諦めた日のことを詳しく話してくれた。
風邪をひいているにも関わらず、雪のなか両親の帰りを外で待ち侘び、死の直前まで追い込まれた渚。
そんな娘を「救いたい」「助けてくれ」という一心で抱きかかえてて運び、連れて来たのがこの場所。まるで奇跡のように渚の命を救ってくれた場所。
それが現在、病院建設の工事のおかげで木や緑がなぎ倒されている。
たくさんの命が救われ町がより良くなるのだから嬉しいけど、やっぱりどこか悲しい...
そういう気持ちがおっさんの中で渦巻いてることを知り、町の姿が変わっていくことに疑問を感じていた朋也は「俺だけじゃないんだ...」という事を知る、というエピソードだった。
分かりみが深いというか、共感しかない。
とうとう出産の日、「こんな所で折れていちゃダメだ...せめて最後だけでも強く生きたい」と、謎の発熱が酷いにも関わらず、二人の新たな命のために踏ん張る渚。
その姿はあまりにも美しく儚くて、それでいて弱かった。キツイっす...
そして・・・
待っていたのは、最愛の人を失うという避けようのない未来だった...
俺たちは登り始める。
長い、長い坂道を。
~汐編~
支えて守って愛していくべき対象を失い、考えたくないことを考えないため、ただひたすらに働き続けていた朋也。最愛の人を亡くして、汐を早苗さんたちに預けてから五年も経った。
そんな夏真っ盛りのある日、早苗さんから「成長した汐と秋生さんも入れて四人で旅行に行こう」と言われた朋也。早苗さんたちも居るなら大丈夫だろうと高を括っていたが、見事早苗さんに騙されてしまったらしい。
ドアの向こうから・・・成長した汐の姿が!!!
もう喋ってもいた。必死に脳内からクレしんのひまわりを追い出す。同じ「CVこおろぎさとみ」さんだからね...!
一日目は古河家で無駄に時間を浪費したが、日付が変わっても早苗さんたちが帰って来ないので、”仕方なく”汐と二人で旅行に出掛けることになる。
電車に揺られて、早苗さんの書置きに記された目的地へ。
道中、騒いでる他の子供に朋也がキレたり、汐が遊びたくておもちゃを欲しがったり...
親子なのにぎこちない感覚が拭えないドラマが多々ありながら、ようやく目的地に到着。
早苗さんによると東北の方(多分青森)だという、山の奥地の菜の花畑。
「(*^▽^*)わーい」と喜びの感情を露わにしながら、野原を元気いっぱいに走り回る汐。なんて子供らしいんだ...
しかし、朋也に買ってもらったおもちゃを無くしてしまった、と泣き気味に訴える汐。
必死こいておもちゃを探す汐をあとに、朋也はさらに先のゴール地点へと向かう。
そこは・・・
夕暮れの龍飛岬。
そこに一人の老い耄れた女性が現れる。
それは父・岡崎直幸の母、つまり実の祖母だった。汐からしたらひい婆に当たる。
ここで「岡崎直幸」について語ってくれた。
高校を中退して働き始めたこと、朋也と同じく最愛の人を守るため必死に働いたこと、最愛の人を事故で亡くして失意の底に突き落とされたこと、それでも息子を無事一人前に育てなければと立ち上がったこと、職を転々としながら運や昇進の機会とか人生を全て捧げて育てた自分(朋也)を育ててくれていたこと、酒やたばこに溺れて前科を作り何もかもダメになってしまったこと etc......
そして知った。いつかの日の親父が、この場所から”父親として”再スタートしていたことを。その場所と全く同じ所に立っているということを。
なんて綺麗な夕焼けなんだ...みんゴルのセーブ画面を思い出す...
父になって父を知った朋也は、娘・汐の元へと戻る。
おもちゃ、一緒に探しまでしたけれど結局見つからなかった。
「早苗さんが、泣いていいのはおトイレかパパの胸だって...」
名セリフ、伝説のシーンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
これまで「泣いていいのはトイレの中だけ」とか言って、トイレに籠って泣いていた汐が、「パパの胸でも泣いていい」ということを告げて、パパの胸に飛び込んで泣きにくる。
この時の詳しい僕の心情等は感想で後述するが、キター!とか書きつつマジでボロ泣きしてる。ヤバいって。何がヤバいってマジヤバい(感動の余り語彙力を欠如)
旅行を通して汐と初めて”親子”になれた朋也。
「トイレが一人でできた」と自慢する汐に対し「えらいな」と褒めるシーンでは、父親として成長しているのが垣間見えた。以前は「一人でできて当たり前だ」などと素っ気ない態度だったのに...
そしてその旅行を仕向けた、一生頭の上がらない早苗さんに「人を幸せにして、共に幸せになる家族という仲間」になることを誓う。いま僕の脳内では、福山雅治の「家族になろうよ」が流れているよ。
おっさんとはいつかぶりの野球をすることに。Key作品恒例の野球、アフターストーリーでもやるのか!
汐は相変わらずおっさんの方を応援していたが、朋也がおっさんの魔球をホームランで返し、父親としての威厳を娘に見せつける。・・・がその数秒後、窓が割れる大きな音が...
その後、「まだ終わってない事があるから蹴りをつけたい」ということで、汐を連れて絶して久しく実家へと赴いた朋也。
そこにはやはり、無所から帰って来て一人で虚しく暮らしている親父の姿が。
父親の苦労を知った朋也は、結婚して娘ができたことと、旅行の目的地で祖母から伝えられたことを告げる。
「そうか、いつの間にかやり終えていたのか...」
息子に怪我を負わせてからは他人行儀になり、それから父親としての描写も一切なく、果てには疫病神扱いをされていた直幸。朋也を育てることだけに注いできたどん底の人生が、最後の最後でやっと全て許されたシーンだった。
その結晶が上のスクショの言葉だよ。
「父さん」と呼んで感謝の言葉を告げられるようになった朋也に返した言葉が、「朋也」呼びになっていた。”くん”付けが消えていた。
ラストの日常パート、初めて汐の通う幼稚園に愛娘を迎いに来た朋也。
そこには、なんとあの”杏”が居た...!
どうやらここで幼稚園の先生をやっているようで、汐の担任の先生らしい。It's a small world!
もしかして、シングルファザーなのを良いことに朋也をまだ狙ってないか!?
なに担任してる女の子のお父さん(元同級生)に頬を赤くして照れてるんだよ!このツンデレめ!ツンデレ乙!!!
「おまえにレインボー!」っていうCLANNADのネットラジオがやってたよね。それを連想した。
退院した風子にも出会った。
本来初めて会うのだが、初めて会った感じがしないのは気のせいだろうか...?
高校時代に星型の彫刻を作り、姉の結婚のために奮闘していたのを見かけ・・・うっ、頭が...!
楽しく公園で遊ぶ汐と風子。後ろには芳野さんと公子さんも。風子が復活したからいよいよ結婚する運びになったのだとか。
風子、芳野さん、公子さんの光の玉をゲット!
全てが良い方向に進んでいると思うだろ...?
しかし・・・
幼稚園の運動会が近づいていたある日、体調を崩してしまった汐。
なにか”楽しみ”を前にして寝たきりになる母親と全く同じだ。
医者に診てもらうと、やはり渚と同類の謎の発熱に侵されてるという...
僕は神(シナリオライター)を呪ったね。
そしてまぁ・・・
うん(無言)
白い光の中に飲み込まれて目が醒めると、そこは幻想世界。
向こうの世界で光を集めて、助けたかった人を不幸から救ってほしい。それが私の願いだと。そう謎の少女、世界になりつつあった彼女が”ぼく”に教えてくれる。
遠い春の日の記憶が蘇る。彼女が新しい命に唄い、共に唄ったあの曲。だんごっ...だんごっ...
そして「さようなら」という言葉を告げられて、AFTER STORY1週目は終わった。
秋生ルート:光の玉を全て入手完了
まだ光の玉が全て揃っていない。
ので、セーブAをロードして残り1つを集めに行くことに。
AFTER STORYから分岐できる秋生ルートへ。
まだ渚が生きている頃なのが辛い。
かつて役者になることを夢見てた秋生は、劇団の友達から見に来ないかと誘われ、店を開けて九州に行くことになる。
最初は行く気など毛頭なかったが、夢を諦めさせてしまったことにまだどこか引け目を感じていた渚が気を遣い、朋也が店を手伝う代わりに出掛けることへ。
おっさんが居ない古河パン屋で、朋也は町でのおっさんの活躍を知ることになる。何人もの子供の相手をして野球などで遊んだり、近所の人の風呂を無償で修理してあげたり。
ただ適当に働いてあとは遊んでるだけだと思っていたおっさんが、たくさんの町の人に愛されていた。誰とでも仲良くなれて、誰のためにも頑張れる人だった。
そのことを知った朋也が、おっさんを見習ってガキの遊び相手になってあげたりと、町の中で人として成長していく姿が描写された。
一泊二日おっさんの代行として働くため、もちろん古河家にお泊り。
夫婦だからという理由で同じ部屋にされ、翌日の朝ちちくり合っていると...
お邪魔じゃないです! むしろ早苗さんも混じって3人で(ry
二日目は初恋の話になった。
渚の初恋はどうやら朋也らしい。YATTA。
他の人には告白されなかった...うん、そういう闇の深い学校生活の話は辞めよう。
だが朋也の初恋は、小学一年生の時の担任の先生だったようだ。その答えになんだか納得の行ってない様子の渚...
嘘でも「渚が初恋だった」って言ってほしかったんだろうなぁ。嘘だァ!!!
夕方、いつになっても帰って来ないおっさん。
テレビを見ると、九州出発の高速バスがハイジャックされたというニュースが。九州のおっさんの友達によると、そこにおっさんが乗っている可能性がほぼ確実だという。
車内ではおっさんらしき人が犯人を止めようとしたが、刺されて重傷を負ってるらしい。
女性と子供が降ろされ、次におっさんと運転手と犯人以外の乗客が降ろされ、やがて運転手も降ろされて。犯人と仲良くなったおっさんは、意識が朦朧とする中でも犯人の目的のためバスを運転する。
その光景がニュースの中継を通して生々しく伝えられており、三人はただテレビをまじまじと眺めていた。
家族や友人や知人の周りで事故や事件が起きたとき、他人事に思えず「巻き込まれたんじゃないか」と心配に思ってしまうのはすごい分かる...
そしてバスにブレーキがかかり、重傷を負い意識を失ったおっさんは、大きな病院に救急搬送されて数日ものあいだ目を覚まさなかった。
仕事を放ってガキと遊びに行ったり、見知らぬ犯罪者と友達になったりと、誰をも大切に思い助けてあげるおっさんに対して「妻である早苗さんのことももっと考えてあげてほしい、早苗さんが可哀想だ...」と感じていた朋也。
けれど、そんな不安にも近い思いは杞憂だったようで・・・
おっさんは早苗さんの隣からは離れないと誓い、早苗さんはおっさんを信じていた...
これがもしかしたら渚との先にあった”夫婦の形”なのかも知れない。
秋生の光の玉をゲット!
これにて13個、全ての光の玉が揃った!!!
トップのメニュー画面では、光の玉が恍惚と輝いて、光る音を放っている。
遂に、遂にここまでやって来たか..長かった...長かったよぉ.....
2周目:これがトゥルーエンド
セーブBをロードして、13個の光を背負いながら再びAFTER STORYへ。
クラナドよ、私は返って来たァ!!!
「いや絶対渚から生まれるだろ!」とツッコみたくなるような、おっさんのギャグを流しつつ・・・
渚がお産をするまでの流れは1周目と同じ。
しかし、渚がひたすら懸命に汐を産んで衰弱していたところ、光に包まれて1周目とは違う展開に...
なんと、光が自分の手の中に...
すると、実写を編集で加工したであろうエヴァのCMっぽい映像が流れて・・・
この町の、願いが叶う場所に連れてかれた。
目を開けると・・・
渚が生きてるうううううううぅぅぅーーーーー!!!!!!
窓から外を見ると、雪・・・ではなく、たくさんの町の人の思いが凝縮した”光”が...
町も人も、みんな家族。
「人間」という一つの家族なのだと...渚らしい発言である。
このセリフが全てだな。
~トゥルーエンディング~
スタッフロールの構成が変わり、神曲「小さな手のひら」(full)が流れて、豪華にも新規CGを何枚も見せてくるという、トゥルーエンド専用の特別仕様。
青森の菜の花畑を元気に走る汐と、それを見守る岡崎夫婦。
一気にスタッフの名前が流れる所では、背景にこれまでのCGがスライドショーのように流れた。
夏っぽい純白のワンピースを着た渚、かわわ。
いつの日かの朋也とその親父。たぶん直幸があの場所で”父親として再スタートした”あの日だろう。
ああ、こんな景色が見れる日を夢見ていた...
トゥルーエンドを見て、全てのルートをクリア!
トロフィーコンプリートで、プラチナトロフィー獲得!
~おまけ編~
トロフィーだけでなく...
CGも100%コンプリート!!!
音楽も100%コンプリートで、オールクリアだ!!!
AFTER STORY(アフターストーリー)の感想
1周目の感想
町の人達との話に決着がつき、メインヒロイン・渚ルートのその後の暮らしを描いた後日談。
プレイレポートは努めて平静を装ってはいたが、実際にプレイしてる時は涙が止まらなかったw
特に~汐編~では感動が頂点に達し、父・直幸の苦労を知って号泣して、パパの胸の中で泣く汐のCGを見て、無我夢中でひたすらに泣いた。
嗚咽が止まらず、目が腫れて顔面はぐしゃぐしゃ。「CLANNAD」で一番泣いたシーンだった。
その後、父・直幸を見送ってふたたび我武者羅に涕泣し、汐の死という即死級の腹パンチを喰らって1周目は終了。
このゲームは、AFTER STORYがメインなのは間違いない。
後日談なのにメインってどういう事だよ!?と思うが、本編の長い長いプレイ時間・・・いや青春の日々という日常の積み重ねがあったからこそ、感動のダムが一気に決壊して流れていく為のトリガーとなっていた。
それにしても長かったな...後日談とは思えないほど...
だから僕は、AFTER STORYがメインだと言い張る。
秋生ルートの感想
「古河秋生」という一人のおっさん・・・いや漢のキャラクターを如実に表したシナリオだった。
普段はアホな言動を連発したり、仕事をサボりつつ子供のようにバカみたく遊んだり。
けれど真面目なときはしっかりと向き合う、というギャップを持っている。誰とでも仲良くなれて、誰の為にでも頑張れて、誰からも愛される。
でも家族を一番愛していて、家族から一番愛されている。それがおっさんだ。
労働を放り出すような男なのに若くて美しい奥さんが居るのは憎くて羨ましいが、”ダメ”なように見えて決して”ダメ男”ではない。むしろ誰よりも”漢”だ。
だからどうしても嫌いになれないキャラクターである。
春原や芳野さんも似たような感じだ。美少女ゲームなのに、男キャラが愛せる。
それがKey作品の魅力なのかもしれない。ほら、Keyで一番の人気キャラは男だし...
そんなKey作品の中でも、最も男キャラを愛せたのが「CLANNAD」だったかな。
男キャラも攻略対象で専用のシナリオが用意されていて、ヒロインたちと同じくらい愛せるというのは、ギャルゲーとしてはどうかと思うけど...
でも僕は好きだ。ゆえにKeyは、どのブランドよりも愛されているのだと考える。
2周目の感想
「渚を救えてよかった」
この一言に尽きる。
幻想世界を絡めたシナリオが難解すぎて、どういうアレによる奇跡なのかは漠然とでしか把握してないけど、
なにはともあれ朋也と渚と汐、三人の家族の幸せに満ちた光景が見られただけで僕は満足だよ。カタルシスを感じた。
父がいて母がいて、そして子供がいて。それが本来あるべき”普通の家族”の姿なんだよ。
だが「お一人様時代」と少子化が加速し、離婚率や虐待が増えている昨今。16年前のこのゲームでは普通として描かれていた家族の形が、もはや普通じゃなくなって来ているんだなと。
そんな2020年にプレイしたからこその感想も抱きつつ。
本編(学園編)は言うなればただの前菜にしか過ぎず、
渚と汐の死という不幸も、虚しかったバッドエンド風味の1周目も、全てがこの為のスパイスだったって事さ。
「CLANNAD」感想
このジャンルではトップクラスのプレイ時間を誇り、オールクリアに100時間超えは覚悟すべしと警笛を鳴らしたい「CLANNAD」という作品。その”全体としての感想”。
僕はまず、Keyというブランドについて考えてみた。
『Keyらしさ』とはなんぞや?と。
ノベルゲームであることをフル活用したキレッキレのギャグ、笑いが絶えない日常パート。そこにどっぷりと感情移入して逃げれなくなったプレイヤーに待ち受ける不幸な展開、ヒロイン絡みのシリアスで重々しい出来事の数々。だが最後には、奇跡にも似たファンタジーチックな運びで幸せな結末へ。
そんな洗練された物語を引き立てる素晴らしい音楽と、彩る素敵なイラストがあって。
そこには『友情』『絆』『愛』『家族』などの大切なことに気付かさせてくれる重要なテーマが内包されていて、人が本来もつ感情と涙を呼び覚ます。
それが僕の考える『Keyらしさ』だ。
「CLANNAD」はギャルゲーとは思えないほど、あまりにもボリュームが多過ぎて、それでいて非常に濃密な内容で、ふり幅が広かった。
けれど、その中にはちゃんと『Keyらしさ』が”全て”詰まっていた。
Key作品の中では一番ギャグで笑ったし、これでもかというほど泣かされた。
本作を通して「人の半生」を知って、人として生きるうえでの大切な何かを沢山学んだ気がしたんだ。
Keyの歴代最強の超大作にして、最高傑作だと僕は思っている。
それは、「Kanon」「AIR」があっての本作だが、2020年現在「CLANNAD」を超えるKey作品は現れていないと思っているからだ。
ここまで作品のボリュームが多いのに、どこにも破綻が無くて、むしろ細部まで作り込まれているのが訳分からない。
複雑に絡み合うフラグ管理のプログラムを、想像しただけでも頭を抱える。幾度もの延期の末に発売された難産タイトルだというのも理解ができる。
『CLANNADは人生』
『Keyは家族』
100時間以上掛けて全ルートクリア・CG&音楽100%達成・トロコンまでやり込んだ僕が、自分の中で見つけた本作に対する結論がコレだ。
...結局最後はいつものコピペじゃねぇか!!!
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