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2020年10月から放送開始『ひぐらしのなく頃に』の所感と考察 なぜ角川は”リメイク”するのか?

 

 

先日、TVアニメ『ひぐらしのく頃に』のリメイク版が10月1日より連続2クールで放送されることが明らかになった。

また、キービジュアルも発表され、放送への期待が高まるところだが...

 

色々思ったことや考えたことがあるので、今回はそれを書き連ねていこうと思う。

ちなみに僕はTVシリーズの「解」まで視聴済みであり、本作の一通りの流れや黒幕が誰かなどは把握している。

ここから書かれることは、そんな僕個人の感想であることをご容赦頂きたい。

 

 

 

 

 

 

『ひぐらし』のリメイクについて思うこと

ご存知の方も多いように、そもそも『ひぐらし』はすでに”アニメ化”され尽くしている。

 

2006年にスタジオディーンによりTVアニメ化され、好評につきその翌年にTVシリーズ第2期が放送。

計4クールかけて本編が全てアニメ化され、現在はアニメを観るだけでも『ひぐらし』の物語を最初から最後まで堪能できる。

 

また、その後OVAも3シリーズが展開されており、CS移植で追加されたシナリオやファンディスクのシナリオ、番外編小説の内容などがアニメとして描かれた。

結局7年間で「第5期」まで制作され、『ひぐらし』はとうに余すところなくアニメで金儲けを企む大人たちによって食い散らかされている。

 

 

誰もがもうアニメ化は無いと思った。あるとすれば、昨今のCS移植で追加されたシナリオをOVAで補完する程度だろう...

僕もそう思っていた。

 

だが...2020年に突如「新アニメプロジェクト」の制作が告知された。

アニメーション制作は「パッショーネ」に変更、同時にスタッフもほとんどが総とっかえ、しかしキャスト陣の変更はなし

PVやあらすじを見ても続編の気配がまるでない。”リメイク”でほぼ確実と言っても差し支えないだろう。

 

 

この情報を初めて知ったときに零れた僕の感想がこれだ。

「わけがわからないよ」

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”リメイク”する意味が微塵も感じれなかったのだ。

 

2006年と2007年に制作されたTVシリーズ、計4クールでアニメも一旦完結させたのに、今更2クールで再スタートしたとしても回答編まで描き切れないだろうと。

たしかに昨今、アニメのリメイクブームが来ているが、そのほぼ全てが90年代後半~00年代前半に一度アニメ化された作品だ。

『ひぐらし』はまだリメイクするには早すぎるし、今のオタクが『ひぐらし』を観たいのならスタジオディーン版で十分じゃないか?と思う。

 

スパンの短いリメイクといえば、「鋼の錬金術師」を思い出した。

2003年~2004年に一度アニメ化されているが、当時原作がまだ完結していなかったため、結末は原作者の意向でアニメオリジナルエンドとなった。

しかしそれから僅か5年後にリメイクが発表。だがこれは、「原作に忠実に、原作のラストまでアニメで描き切る」という大義名分があったから納得ができた。

 

けれど『ひぐらし』には、そういう納得させてくれるエレメントがまだ存在しない。

僕個人の需要とアニメ制作陣の供給が噛み合わない歪な感情に飲み込まれた。

角川はまだ『ひぐらし』のIPを利用して稼げると思ってるのかな? かな?

 

 

 

リメイクの考察

ここまでは、2020年10月から放送開始の『ひぐらし』があくまで”リメイク”であると仮定した場合の話だ。

しかし、オフィシャルサイトや公式Twitterを見ても、”リメイク”という言葉はどこにも書かれていない。

なので、「もしやこれはただのリメイクじゃないのでは...?」という考えが生まれてきた。

 

 

現状考えうる展開はこの4つ。

・シナリオを圧縮・改変し、出題編・回答編も含めて2クールで収める

・本当は分割4クールで、既に裏では第2期のプロジェクトが動いている

・実はリメイクではなく、全くの新作

・途中から未アニメ化シナリオをアニメ化、もしくはアニオリ展開

 
しかし、畢竟一番可能性が高いのはコレだと思う。
・シリーズ構成はそのままに、2020年の技術でスタジオディーン版を超える作画と演出で、これから『ひぐらし』を視聴する人がより見やすくなるパッケージを提供する

 

ほんと、スタジオディーンのアニメは別の制作会社で続編が作られがち。

別の制作会社から嫌なお鉢が回ってくる場合も大いにある。基本的に一つの作品をずっと作らせてもらえないんだよね...

Fate、このすば、ログホライズン、鬼灯の冷徹、七つの大罪 etc...

 

 

 

さいごに

果てさて、10月から放送が開始する『ひぐらしのく頃に』はどうなるのやら...

 

 

ここまで書いていると、「お前、新しいひぐらしには否定的なのかよ? 典型的な老害みたいに新しいモノを受け入れられないタイプか!?」と思われるかもしれないが、決してそんなことは無い。

むしろこれでも放送を楽しみにしてるくらいだ。秋アニメの視聴リストにきちんとチェックを入れてある。誤解無きよう。

 

具体的には、「女子無駄」や「異種族レビュアーズ」を制作し、個人的には今かなり勢いのある制作会社だと思っている「パッショーネ」が、2020年にどんな『ひぐらし』を魅せてくれるのかが期待でしかない。

 

あれから14年が経ち、より磨かれた声優さんの演技も楽しみだ。

キャスト変更なしは賢明な判断だと思う。レナの「嘘だァァァ‼‼‼」はもう中原麻衣さんにしかできないでしょ!

 

 

それでは...富竹フラッシュ☆

 

 

 

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