完全なる僕の独断と偏見で、アニメのオープニング(以下、OP)にクオリティや好きの優劣を付けて、ランキング形式で第100位~第1位まで紹介する...
「オレ的アニメOPランキングBEST100」
今回は第80位~第61位の紹介だ。
【前回:第100位~81位】
ランキングの注意
ランキング紹介の前に、心得ておいてもらいたい注意を。
まず順位ごとの表記は以下の通りだ。
<見出し>順位『作品名』OPカウント(曲名)
<本文>ランクインした理由、そのOPの解説や感想などを語る!
そして、このランキングのルールや注意に関する詳しいことは前回の記事に書いたので割愛させてもらうが、”アニメーションは総合芸術である”という事を念頭に置いてもらって見てほしい。
決して「アニソンランキング」ではなく、アニメのOPのランキングだ。
- ランキングの注意
- オレ的アニメOPランキング 第80位~第71位
- 第80位『灼熱の卓球娘』OP(灼熱スイッチ)
- 第79位『プリンセス・プリンシパル』OP(The Other Side of the Wall)
- 第78位『グランクレスト戦記』OP2(凛)
- 第77位『らき☆すた』OP(もってけセーラー服)
- 第76位『鋼の錬金術師』OP2(Ready Steady Go)
- 第75位『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』OP4(Fighter)
- 第74位『ヴィンランド・サガ』OP1(MUKANJYO)
- 第73位『機動戦士ガンダムW』OP1(Just comunication)
- 第72位『けいおん!!』OP1(Cagayake! GIRLS)
- 第71位『ゴシック』OP(Destin Histoire)
- オレ的アニメOPランキング 第70位~第61位
- ランキング第二弾まとめ
オレ的アニメOPランキング 第80位~第71位
第80位『灼熱の卓球娘』OP(灼熱スイッチ)
お酢4 酢1 の割合で作られるこのOP...嘘です。
田中秀和氏による意味不明なコード進行に則り、激しく動く卓球娘たちの汗に魅せられ第80位にランクイン。
Bメロからサビの終わりにかけての渾身の卓球作画は見物である。
第79位『プリンセス・プリンシパル』OP(The Other Side of the Wall)
どちらかといえば”萌え”寄りのロリっぽい美少女らが出てくるだけのOPなのに、こんなにもカッコイイのは何故なんだ!?
中世ヨーロッパの風味とクールなロリたちの化学反応で、最高に美しくイケているOPの完成だ! スタジオ3Hzの本気をとくと味わうことができるぞ!
第78位『グランクレスト戦記』OP2(凛)
オーケストラ調の楽曲と作品世界の歴史&戦争描写ががっちりと噛み合った、至高の”戦記モノ”アニメOP。
『ロードス島戦記』の水野先生が描く完璧な中世ヨーロッパの世界が、アニプレックスの潤沢な資金とA-1Picturesの一流なスタッフにより万遍無く表現されている。
もう終わりかな…?と思ったら、物悲しくなった音色から急激に二度目の山を迎える展開(1分10秒付近)は、何度見たって胸が高まる。
作品自体は爆死という結果に終わってしまったが、こんな素晴らしい映像作品が隠れているんだよということを伝えたかった。
第77位『らき☆すた』OP(もってけセーラー服)
アニメオタクの皆様には周知のOP。
時は京アニ全盛期、『涼宮ハルヒの憂鬱』EDのハルヒダンスの流行で味を占めたことにより、オタクたちの間で流行らせるために作られたOPと豪語しても過言ではない。
とにかく動く、ダンス作画がヌルヌルだ。また畑亜貴氏による人類には早すぎた歌詞も光っており、間違いなくアニメ史に残るOPであろう。
ランク外にすることはできなかった。
第76位『鋼の錬金術師』OP2(Ready Steady Go)
”疾走感”に溢れていて、なんだか気持ちが晴れて元気になるOPだ。
「アーティストさんが果たした素晴らしい仕事を、アニメ制作チームが引き継いですごいOP作っちゃいました!」感がすごい。
事実、ラルクは素晴らしい楽曲を提供してくれたし、ボンズのリズムに乗った映像の動かし方は「流石」以外の言葉が見当たらない。
あと、ウィンリィがひたすらに可愛いOPでもある。
サビ入りのエルリック兄弟に乗っかるウィンリィ、ラストの傘をさしてエドワードに手を差し伸べるカットは堪らなく・・・・・好きだアアア!!!!
第75位『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』OP4(Fighter)
終盤に当たる4クール目のシナリオがアレだったこともあり、ネタにされがちな『鉄血のオルフェンズ』の最後のOP。
KANA-BOONの楽曲が『ナルト』の曲にしか聴こえないなどと叩かれていたりしたが、ちゃんと観てるのか?と思ってしまう。
これほど『鉄血のオルフェンズ』に合った歌詞、曲、映像はない。
だが、主人公が閉じてる目を開ける一番最後のカットは、ただの尺稼ぎにしか思えないけれど...コンテ切羽詰まってたのかな?
第74位『ヴィンランド・サガ』OP1(MUKANJYO)
2019年で一番痺れたOP。
大量の人(バイキング)を描きながらヌルヌルと動かしたり、 WIT STDUIOお得意のアクション作画で魅せてくるのも素晴らしいが、いちいちカメラをグルっと回してくる演出が物凄くハマる。
ラストの「おい誰か!答えてみてくれよお``お``お``お``お``ーーーー!!!!!!」の部分は何度見ても鳥肌が立つ。
『ヴィンランドサガ』という作品をこの1つで表してしまった素晴らしいOPだ。
第73位『機動戦士ガンダムW』OP1(Just comunication)
女性人気も高い『ガンダムW』だが、出だしの15秒がめちゃくちゃカッコイイ。
特にこの (・ω⊂) ポーズ。『ターンAガンダム』と同様、つい厨二心が爆裂して一緒に体を動かしたくなるOPだ。
第72位『けいおん!!』OP1(Cagayake! GIRLS)
3回ほど入ってくる、放課後ティータイム5人の周りをカメラが360度グルっと回る演出が憎い。
これはアニメだから当たり前だが、キャラクターと楽器と背景を360度回して描いて、カメラが回っているように見せている。
この演出は手間がかかり、非常に高い技術力が必要で、今でもCGを使わずに絵を360度回転させるアニメは見かけない(CGを行使するアニメでもあまり見かけないが)。
しかし京アニは、10年前の2010年にいとも簡単にやってのけたのだ。しかもCGを作って、その上から”手描き”で作画するという手間のかけよう。
京アニはキャラクターを360度回しがち(技術力アピールを兼ねたパフォーマンスか?)、そしてOPでキャラクター紹介をしがち。
その先人である石原監督や武本監督が築き上げた”京アニらしさ”を、山田監督が見事引き継いで素晴らしい映像を作ってくれた。そんな気もしたので、ここにランクインさせて頂いた。
第71位『ゴシック』OP(Destin Histoire)
サビからの映像がとにかく良き。
特に、一瞬だけの下からのアングルが入ってヒロインのスカートの中が見えたり、その後ヒロインをお姫様抱っこするも次のカットでは服だけになっていたり。
OPを見ただけでも何となくストーリーを把握できる、というか察することができるのも良い。
「OPは作品を表す顔」と言うが、その言葉がとても似合うのがコレ。
オレ的アニメOPランキング 第70位~第61位
第70位『機動戦士ガンダム00』OP3(儚くも永久のカナシ)
ほんとよく動きますね( ̄∇ ̄)
「アニメは動いてナンボ」...全くその通りっす。
ガンダムやらの機体がとにかく動いては敵を駆逐する。心拍数は速まる一方だ。
正直OP2とどちらを入れるか悩んだが、迷いに迷った末にUver Worldが歌うこちらを採用。ソレスタルビーイング最強時代のメカアクションや、起動エレベーター&人工太陽をバックにしたガンダムもカッコイイんだけどね?
このOP3は、ほんの一瞬しか映らない1カット1カットで出てくる絵がとにかく素晴らしいのだ。
スロー再生や一時停止が必至である。詰め合わせすぎだからダブルオーのOPは...
ラストのこのカットは狂おしいほど好き。
第69位『まりあ†ほりっく』OP(HANAJI)
このOPは「芸術」そして「小林ゆう」。この二つの単語で説明が付く。
”オシャレ”に”エロ”を兼ね備えたシャフトの真骨頂が存分に発揮され、小林ゆうさんのはちゃめちゃな歌が剛速球で光る。これを「芸術」以外のどの言葉で片付ければいい?
CGも多用してるが、シャフトにしか作れなかった渾身のOPだと思う。
第68位『ガンダム ビルドファイターズトライ』OP1(セルリアン)
限界なんてない…限界なんてない…!!
ガンプラを題材にしたアニメ『ガンダム ビルドファイターズ』シリーズのOPは非常に優秀だ。
これぞ「子供とおっさんが観るニチアサ」「ガンダム、ガンプラ好きが作るガンダムアニメ」という感じがして、堪らなく好きである。
第67位『狼と香辛料』1期OP(旅の途中)
僕がラノベ原作アニメの中でトップクラスに好きな『狼と香辛料』の、TVシリーズ第1期のOP。
風が吹き抜ける中世ヨーロッパのファンタジー世界で、何百年も歳を重ねた賢狼・ホロと行商人として旅をする主人公・ロレンス。その”旅の途中”を描いたOPであり、作品の物語や雰囲気に目覚ましいほどマッチしている。
恐ろしく怖くなるカットがあったり、どこかしんみりとした気持ちにさせながらも、まるで真冬に毛皮の毛布に包まったかのような暖かさも覚える。
『狼と香辛料』という作品の内容を知ったあとに見れば、きっと心に染みるだろう。僕はアニメ第3期を永久に待ち続ける...
サビの入り~サビにかけてのこの4カットが一番好き(一瞬だが)
第66位『SAO アリシゼーション』OP1(ADAMS)
最初の15秒、タイトルが出るまでがピーク。
幼き頃のキリト、ユージオ、アリスの三人が夕陽の中を駆け、アリスが転びそうになるこのシーンは最高の一言。
終盤のキリトとユージオが手を叩き合って歩み出すカットは、これから4クールにも渡る壮大な旅が始まるんだな...とワクワクさせられたものだ。
後編のWar of Underworld編、特に4クール目が酷い有様でOPですら全然刺さらなかったので、「この頃のアリシゼーションを返して!」と思う。
【作品本編の感想・評価レビュー】
第65位『革命機ヴァルブレイヴ』OP2(革命デュアリズム)
『SAO アリシゼーション』ともう一つ、「どんなに映像が素晴らしくても脚本がダメだったら駄作になる」という事を教えてくれた作品がある。
そう、『革命機ヴァルブレイブ』。その後半戦のOPが気に入ってるので、この順位に入れさせてもらった。
ロボアニメを描かせたらサンライズは世界一で、機体の造形だったりロボアクションの作画だったりは2010年代のどのロボアニメよりもカッコイイ。
また、西川兄貴と奈々様という最強タッグによる楽曲もとても胸熱で、”カッコイイの塊”のようなOPだ。
冒頭のシーンにて、背景で何かが光って急高速で画面手前にヴァルヴレイヴが登場し、歌詞に合わせてガッとタイトルが出る所がお気に入り。
第64位『氷菓』OP2(未完成スライド)
『氷菓』の主人公・折木奉太郎は、他の青春を謳歌する高校生たちとは一線を画すように、平穏に薄く”低燃費”に生きていた。だがヒロイン・千反田えるに出会って、古典部として高校生活を過ごすことにより、世界が色づき出し変わっていた。
そんな『氷菓』の作中で描かれる主人公の人物像や成長を、比喩的かつ婉曲的に表した映像と楽曲である。京アニの映像美も光る。
ラストは、主人公の夢であることが発覚する夢オチ+古典部の二人にいたずらされて怒る、という完璧なオチ。起承転結がしっかりあって、まるで4コマ漫画みたいだ。
心の底から「素晴らしい」と称賛のコメントを、監督にしてこのOPの絵コンテ・演出を手掛けた武本監督に送りたい。
第63位『勇者王ガオガイガー』OP(勇者王誕生!)
90年代後半のサンライズ臭がこびりつくオール”セル画”。
田中公平氏の音楽が最高、そして勇者王ガオガイガーがめちゃんこカッコイイ。
カメラの引き方とかカットの割り方とかの工夫が素晴らしく、いかにガオガイガーの世界やキャラクターやメカをカッコよく魅せるかに”のみ”重点が置かれているのが良い。
音楽のフレーズも耳に残り、サビでは「ガガガッ ガガガガッ ガオガイガー!!」と共に歌いたくなるし、「ディバイディングドライバーーー!!!!」と叫びたくなる。
純粋に男心を熱くしてくれる至高のOPだね。
第62位『ピンポン』OP(唯一人)
芸術家志向の湯浅監督作品だからこそ成し得た、特徴的な原作絵をそのまま動かした映像。
ひたすらに”我武者羅”を突き通したかのような感じで、爆弾ジョニーの曲もすごく合致している。
まさに天才と天才が手を取り合い、作り出したかのようなOP。
なんだって!いつだって!気持ちいい事がしたいだけ!!!
第61位『鋼の錬金術師』OP4(リライト)
第61位にランクインした所以はただ1つ、サビのアクションシーンの凄まじさだ。
「リライトしてえええええ!!!!!」と叫びながら飯は3杯イケる。
それぐらいに凄い。2002年、ボンズが名を馳せた作品、OPなだけにある。
それもこれも、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「リライト」という神曲のパワーや強靭さがなければ、ここまでの完成度を誇ったOPは生まれて来ない。
未だに通用する映像と音楽だ。
ランキング第二弾まとめ
今回の「オレ的アニメOPランキング」紹介はここまで。
卓球、ハガレン、京アニ、ガンダム(というかサンライズ)...となかなかに濃ゆい第80位~第61位となった。幅広く、そして深く色々な作品のOPをカバーして行きたいんだけどなぁ...
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