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【#今の小学生は知らない!?】『ゲーム機大戦』という日本のゲームの歴史を面白く学べる傑作動画

 

何事においても”歴史”を知ることは大切である。

 

それは、ゲームにおいても同じだ。

ゲームの歴史を知ることは、ゲーム知識を増強するための盤石な基礎となる。またゲーム知識を増やすためには、まずゲームの歴史を知ることから始めるとよい。

 

「ゲームの歴史を簡単に学びたい!」「ゲームの歴史を面白くサクッと振り返りたい!」

そんなあなたに打って付けの動画がある。

 

 

それはこの『ゲーム機大戦』という動画だ。

 

 

 

 

ゲーム機大戦の概要と魅力

1975年9月12日

日本初のテレビゲーム機「テレビテニス」が世に放たれた。

それは共に、現在へと続くゲーム機達の覇権をめぐる争いの始まりでもあった。

ゲーム機大戦。

これは、それらの歴史を辿りゆく果てしなき物語である…

 

引用:ゲーム機大戦とは (ゲームキタイセンとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

 

『ゲーム機大戦』とは、MIDORIKAWA氏および、その後継者によって制作された”日本のゲーム機の歴史を戦争形式で紹介する”という趣旨の一連の動画のことだ。

 

 

日本のゲーム史が始まった1975年から、現行機のNintendo Switchが発売される2017年までの”ゲーム栄枯盛衰”が、ほぼ時系列順かつ事実に沿って描かれている。

ゲーム知識がほとんど皆無だ!…という人もオールオッケー。非常に簡単で分かりやすく、なおかつネタなどを挟んで面白く日本のゲーム史を紹介・解説しているのだ。

 

しかし、注意したい点が一つ。

時系列順かつ事実に沿って描かれているのはあくまであくまで”ほぼ”であって、動画を面白くするための多少なる誇張、つまり脚色がある。

よって視聴する場合は、”大体合ってる”程度に留意しておかなければならない。

 

 

2011年に投稿された『ゲーム機大戦』シリーズの動画第1弾に当たる『ゲーム機戦争編』は、ニコニコ動画にて280万回以上の再生回数を記録。

シリーズ本編から派生動画までを合わせると、総再生回数は3000万回を軽く突破しており、ニコニコ動画全盛期においては確かな存在感を放っていたコンテンツである。

 

また、YouTubeにも無断転載動画やファンによる続編動画が多数アップロードされており、中には100万、200万再生を超えているものも散見される。(すべて2020年現在)

ゲームがちょっとでも好きで、YouTubeやニコニコ動画を見るのが生活の日課になっている人なら、既に知っているという人も多いかもしれない。

 

 

筆者と『ゲーム機大戦』という動画の関係

小学生低学年の頃からネット世界にどっぷりだった僕は、「ニコニコ動画」が輝いていた時代をギリ知っている。

いわゆる全盛期というのが終わりを迎え、ニコ動に張り付いていたユーザーがYouTubeに流れつつあった2012~2013年ごろだ。いや、もしや2014年だったかもしれない。

 

この『ゲーム機大戦』という動画に出会った。

その頃の余暇潰しというのはゲームか動画視聴くらいで、むさぼるようにゲーム系の動画ばかりをひたすらに見ていた時期だった。

全編4時間超えという大長編ながら、一日でぺろりと平らげてしまうほどに、「面白い…面白い…!」と食い入るように見た。

数えると両手を使うほど、何度も何度も見た記憶がある。

 

そして”ゲームの歴史”というものに初めて触れた僕は、この『ゲーム機大戦』という動画で日本のゲーム史を学び、生まれる前から今までのゲーム知識の基礎を手に入れた。

ゲームは遊ぶ(実技)だけじゃない、座学も面白いんだ!・・・という事を知り、よりゲーム知識の深みへと足を運んで行った。

 

つまりこの動画は、僕にとってのゲーム知識の基礎であり、根幹なのだ。

ここ数年は全く見てもいなかったものだから、とても懐かしい。まだYouTubeは誰もサムネを凝ってなかったなぁ...とか色々蘇る。 

 

 

 

ゲーム機大戦ちょびっと解説

『ゲーム機大戦』をよく知らないという人には更に見たくなるよう、もう知ってるという人にはまた見たくなるよう、『ゲーム機大戦』を毎動画少しずつ語って行きたい。

全ての元動画のリンクを貼っておくので、見たい人はどうぞ。

 

第1次ゲーム機戦争

※リンクは上の動画

日本初の国産ゲーム機「テレビテニス」が生まれてから、伝説の「ファミコン」誕生に至るまでのテレビゲーム黎明期を描いた”原宿時代の精鋭”。

まだ始まったばかりなのに既に面白い。黎明期をたった6分に纏めているのも良い。

 

第2次ゲーム機戦争

 ビデオゲーム オブ レジェンド「スーパーマリオブラザーズ」が世に出る前なのにも関わらず、独裁政権で無双する任天堂のファミコン。

そんな彼に堂々と立ち向かい、儚く散って行った無名のハードにもスポットを当ててあげる、酷い優しさが滲み出る回。

この辺りから死亡フラグをきちんと立たせて、各陣の戦略(マーケティング)が見えてくる。

 

第3次ゲーム機大戦

ここからが本編。「スーパーマリオブラザーズ」が世に放たれた以降の任天堂、そしてセガやNECの次世代機を巡る本格的な戦争へと突入。

そして空中では携帯ゲーム市場の開拓と同時に、ゲームボーイの生誕だ。

いちいち小ネタの切れ味が抜群で、目の付け所がシャープ。

 

第4次ゲーム機大戦

舞台は90年代へと入れ替わり、いよいよスーパーファミコンが登場。

当時その周辺機器に過ぎなかったSONYの某ハードが、任天堂に”要らない子”の烙印を押された憎しみを溜め込んでいる時代。

後々この”要らない子”が最強のライバルになるとは露知らず...「昔仲が良かった親友がいつの間にか敵になっていて、最終的にはラスボスになる」並みの熱い展開が待ち受けていることを、僕たち時代の証人者は知っている。

あと、大馬鹿者・NECが形態を変えてPCエンジンで特攻するも、滑りまくる滑稽な姿は必見である。

 

第5次ゲーム機大戦

前半戦は、その世代の覇者になることよりも笑いを取ることに全力を賭けている、芸人・セガのアカシックレコード。

安定の黒・メガドライブにあの手この手を施し躍進を試みるセガは、やはり愛おしい。

 

後半戦はゲームが32bit、3Dポリゴンの時代へ。

遂にゲーム機戦争が最も加熱する事となる、任天堂・ソニー・セガの三つ巴時代の幕開けだァ!!!

 

第6次ゲーム機大戦

MIDORIKAWA氏が制作した最後の動画。

20世紀の終焉に及ぶまでの三つ巴時代の裏を描いた。

宇宙からゲームが舞い降りてくる「サテラビュー」、セガじゃないのに時代を先回りし過ぎた「バーチャルボーイ」など、それまで不動の王者だった任天堂の迷走っぷりが垣間見えてくる。

 

第7次ゲーム機大戦

MIDORIKAWA氏が引退したため、これ以降は後継者が制作した動画。

特に人気があり、MIDORIKAWA氏の動画を最もリスペクトして制作された動画がこちら。343rt4gr氏が制作したものだ。

前半は携帯機市場の空中戦。ポケモンやたまごっちブームが到来し、本格的に空中のゲーム機戦争も白熱化する。

後半は据え置き機市場の地上戦。こちらも三つ巴争いが激化し、「プレステ」に太刀打ちするもなかなか歯が立たない「N64」と「セガサターン」。

 

やめて!プレステの特殊破壊光線で焼き払われたら、セガのビルまで燃え尽きちゃう!お願い、死なないでセガ!

次回、『セガ死す』。デュエルスタンバイ!

 

第8次ゲーム機大戦

ここからはkoke氏制作の動画。

二部構成になっており、第一部はセガ回。

セガ党は感涙に浸り、任天堂派やプレステ派でも涙なしでは語れない『セガ、ゲーム機市場撤退』を描き切っている。

やっぱりセガは10年早いんだよぉ! セガは俺たちの心の中で生き続けている...

 

第二部では、ファミコン後期から10年以上に渡って戦い続けてきたゲームボーイが栄誉ある戦死を遂げ、地上では”黒は負けハード”の掟を破ったPS2の大進撃。

そしてアメリカからの黒船、もとい「Xbox」が降臨し、新たなる三つ巴戦争へと舞い上がるのだ...

 

第9次ゲーム機大戦

こちらも二部構成。

時代は21世紀へと踏み入り、第一部では「DS vs PSP(ポケモンvsモンハン)」の二大巨塔空中戦が勃発。

ほぼ任天堂の一人勝ち状態だった携帯市場を荒したのはやはりSONYだったが、どっちが勝ってもおかしくない結果は果たして...!?

 

第二部では、第一部の空中戦が行われていた一方地上では・・・というお話が展開。

「Wii vs PS3 vs Xbox360」のSDHD機戦争を、約40分にも渡って事細やかに解説している。

この辺りから企業の壮大な戦略やサードパーティーの動き、浮上する様々な問題とそれを巡るユーザーの動きなどがより影響力を増し、戦争が起こした状況は複雑化していたため、単純な撃ち合いというより小難しい説明が多くなって来た。

だが、依然として面白いのは制作者の愛と力量だろう。

 

第10次ゲーム機大戦

2011年にMIDORIKAWA氏から始まり、紆余曲折を経てkoke氏まで引き継がれて5年。

遂に『ゲーム機大戦』が現代に追いつく。

 

地上では、ニコ動の台頭による「Xbox360」とアイマスの存在感、SCEの債務超過から新型で復活を遂げた「PS3」、旧世代機の性能ながら一大ムーブメントを起こした「Wii」の直接対決。一方空中では「3DS vs Vita」。

そして「WiiU」「PS4」「XboxOne」とお馴染みの顔ぶれが終盤で登場し、スマホゲームの攻撃力が高すぎる2016年現在のゲーム市場の現状を伝えて物語は「完」。

これが後に「Switch」「PS5」「Xbox Sereies」と繋がっていくのだ...

 

第11次・第12次ゲーム機大戦(そして現在へ)

一応『第10次』で『ゲーム機大戦』は完結したため、koke氏は引退。

だが完結からもう4年が経つため、以降もさらにファンによる非公式続編動画が溢れている。

しかし、MIDORIKAWA氏やkoke氏に値するクオリティの動画は見つかっていないのが2020年の現状。

『第11次』からは『ゲーム機大戦』にハマった人向けの、完全におまけだ。

もし納得が行く動画が見つからなかったら、自分で作ってみるのもいいかも。

 

 

まとめ

”ゲーム”にも歴史あり。

現実と見紛うレベルの高クオリティゲームも、ちょいと指先で遊べるスマホゲームも、この世に今存在する全てのビデオゲームは、この50年以上のゲーム史の上に成り立っている。

始まりがあり、黎明期があり、全盛期と黄金期があり、幾度もの激しい戦いがあって、散っていた無数もの屍があって、そこには数多の発明と発達があった。

それは、”ゲーム”というものが好きで止まないならば、知っておくべきだと思う。

 

そんなゲームの歴史を学ぶなら、ゲーム知識が欲しいのなら、『ゲーム機大戦』シリーズの一連の動画を見るべしだ!

こんなにも簡単で分かりやすく、そして面白く日本のゲーム史をまとめた動画を見たことがない。

この動画を将来のゲーマーたちのために、未来永劫伝承していこうではないか!

...そういった気持ちが大きく、この記事を書いたまでである(16時間の手抜き施工なのでクオリティはクソ ⇐元ネタは第12次ゲーム機大戦)

 

 

 

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