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アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』感想・評価・レビュー 異世界転生の掟をことごとく破ったコメディアニメ【アニメレビュアーズ#25】

 

異種族の風〇をレビューする某アニメに倣って、僕が(全話)視聴したアニメの感想・評価レビューをする「アニメレビュアーズ」

 

今回は、昨今の「異世界転生モノ」ブームを加速させたそのジャンルの人気作『この素晴らしい世界に祝福を!』、通称『このすば』のレビューだ。

なお、今回はTVシリーズ1期・2期のみの感想と評価であり、映画『紅伝説』のレビューはまた別の記事で行う。

 

【アニメレビュアーズとは?】

 

 

『この素晴らしい世界に祝福を!』作品情報

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© 2016 (C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会
放送時期

第1期:2016年1月-3月

第2期:2017年1月-3月

話数

第1期:全10話+OVA1話

第2期:全10話+OVA1話

ジャンル

ファンタジー/異世界/コメディ

アニメーション制作

スタジオディーン

 

『この素晴らしい世界に祝福を!』あらすじ・PV

ゲームをこよなく愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)の人生は、
交通事故(!?)によりあっけなく幕を閉じた……はずだった。
だが、目を覚ますと女神を名乗る美少女・アクアは告げる。

「ねぇ、ちょっといい話があるんだけど。異世界に行かない?
  1つだけあなたの好きなものを持って行っていいわよ」
「……じゃあ、あんたで」

RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!……と舞い上がったのも束の間、異世界に転生したカズマの目下緊急の難問は、なんと生活費の工面だった!

さらに、トラブルメーカーの駄女神・アクア、中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになって、カズマの受難は続く。
そして、そんなある日、カズマ達パーティはついに魔王軍に目をつけられてしまい―――!?

平凡な冒険者・カズマが過ごす異世界ライフの明日はどっち!?

【引用:公式サイト】

konosuba.com

 

 

『この素晴らしい世界に祝福を!』スタッフ

原作:暁なつめ(株式会社KADOKAWA 角川スニーカー文庫刊)

原作イラスト:三嶋くろね

監督:金崎貴臣

シリーズ構成:上江洲誠

キャラクターデザイン:菊田幸一

美術監督:三宅昌和

色彩設計:吉田沙織

撮影監督:浜尾繁光

編集:木村佳史子

音響監督:岩浪美和

音響効果:小山恭正

録音:山口貴之

音響制作:HALF H・P STUDIO

音楽:甲田雅人

音楽制作:日本コロムビア

製作:このすば製作委員会

 

『この素晴らしい世界に祝福を!』キャスト(声優)

カズマ:福島 潤

アクア:雨宮 天

めぐみん:高橋李依

ダクネス:茅野愛衣

ルナ:原紗友里

荒くれ者:稲田 徹

クリス:諏訪彩花

デュラハン:安元洋貴

ミツルギ:江口拓也

ウィズ:堀江由衣

 

『この素晴らしい世界に祝福を!』評価

評価項目 作画 演出 音楽 声優 ストーリー キャラ 設定・世界観 雰囲気 面白さ
点数 7 7 7 10 7 10 10 8 10

お気に入り度:★★★★★

 オススメ度:★★★★★

 

 

 

個性的すぎるキャラクターによるギャグがとにかく笑える

物語の序盤はこうだ。

引きこもりのオタク童貞である主人公「カズマ」は、トラックに引かれたと勘違いした心臓麻痺で命を落とす。

そして女神だと自称する「アクア」に、好きなものを1つ持って異世界に行かない?…と提案され、カズマはアクアを持って行くと指名してレッツ異世界転生。

二人は転生後、爆裂魔法というぶっ飛んだ魔法しか撃てない少女「めぐみん」や、攻撃が一切当たらず防御にステータスを全振りしたドM騎士「ダクネス」を、嫌々ながらに仲間に引き入れてパーティーを結成する。

 

…このように、本作は「小説家になろう」発祥の異世界転生モノだが、「チート能力を手に入れて異世界転生し無双!」だとか「強い武器と仲間によって異世界でヒーローに!」だとか、そういう展開は一切無し。

異世界転生モノの掟をことごとく破り、常に”コメディ”の方向に突っ切っていく。ストーリー性も皆無に近い。

これがありふれた異世界転生モノとはひと味もふた味も違う新鮮なもので、とても面白かった。

 

そして、なろう出身の異世界転生モノであることを逆手に取ったギャグが1話で何個も飛び交い、その一つひとつが全部笑える

ギャグアニメの生命線ともいえる、間の使いかたやテンポ感も抜群で、キャラクター同士の掛け合いは観ていて飽きることがない。ずっと観ていたいとさえ思ってしまう。

 

また、そのキャラクターも度が過ぎるほど個性的であり、キャラが立ち過ぎている

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© 2016 (C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会

たとえばメインキャラの4人は、前述したようにみんなどこかタガが外れていて、頭がおかしい

主人公・カズマはずっとクズだし、アクアは役立たずなヤバい宗教の駄女神だし、めぐみんは1日1回爆裂魔法しか撃てないアホだし、ダクネスはただのドMのド変態である。

だが、家族のような温かみもあり、愛すべきバカとして受け入れられる。

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© 2016 (C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会

サブキャラクターやちょい役も(というかこの世界のキャラは全員)頭のおかしい奴ばかりだ。

とりわけ2期に登場するボス「バニル」というキャラクターは絶品モノ。頭が沸いてるのか、と引いてしまうほどキャラ立ちが激しい。嫌いじゃない。

 

 

声優さんがアドリブを入れまくり

そんな個性的すぎるキャラクターを演じている声優さんの演技だが...

 

アドリブがめちゃくちゃ多い

 

主人公・カズマ役の福島潤さんを筆頭に、隙あらば台本に書かれてないであろう適当なセリフを入れ、画面に食らいついてくる。

ここまで声優さんのアドリブが多いアニメは観たことがない!

また、めぐみんの「エクスプロージョン!」に差し掛かるまでの長い魔法詠唱も、めぐみん役の高橋李依さんが考えたものだったりする(原作には「エクスプロージョン!」の叫びのみ)。

 

この遊び心に溢れたアドリブが、虚を突かれて面白いのだ。

くわえて行き過ぎた個性を宿すキャラクターを全力で演じ切り、120%の仕事をしているから文句が無い

 

 

作画の崩れが唯一許されたアニメ

このアニメでは、決して作画が安定することはない

カットが変わるごとにヒロインの顔は違うし、静止画でもキャラクターの絵が崩れ気味だし、たまに作画枚数が少ないのが明白なほど動きがチープなときもある。

かと思えば、アニメがヒットしたと分かった途端に2期からテコ入れが行われ、ギャグシーンや戦闘シーンが死ぬほど動きまくったり。

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© 2016 (C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会

※全て本作のメインヒロイン「アクア」です

”作画崩壊”の一歩手前とも呼べるほど怪しい。

しかし、この崩れ気味の作画がより笑いを助長させていて、良い味を出している。

作画の不安定さを初めて許容できたアニメだ。これって作画崩壊って言えるの?

 

 

 

第2期からクオリティアップでEDが染みる

ここからはOP・EDについて触れて行こう。

 

まだヒットするか未知数であった第1期のOP・EDは、「角川の低予算アニメ」感丸出しで、良いとは到底言えないものだった。

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© 2016 (C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会

OPはタイアップ曲に適当な映像を流しているように感じられ、微塵も噛み合わない。アクアが今回のサブタイトルを紹介する、中盤のカットだけは良き。

EDは哀愁を誘っており、コンセプトは分かるのだが、カットが切り替わるタイミングや使われ方が意味不明で、いまいち刺さらなかった。

 

しかし前述したように、ヒットしたと分かった第2期から制作陣の気合が掛かり、OP・EDはキャッチーで良いものに進化していた。

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© 2016 (C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会

OPはちゃんと楽曲に合わせてカットが切り替えられ、2回ほど謎ダンスが差し込まれる。そしてサビでは、凄まじい落下作画で魅せてくる。

相変わらず顔は安定しないが、ギャグに振り切ってウケを狙いに走っている、その雑な感じが非常に好感を持てる。

ただ、ラストが「僕らを待っているから」の「から」でキマらないのが残念。

 

EDは第1期のコンセプトを引き継ぎ、楽曲と映像のクオリティがパワーアップ!…しているように感じた。

楽曲「おうちに帰りたい」は、「夕焼け小焼け」や「人間っていいな」を思わせる哀愁漂うものになっており、NHKみんなのうたで流れてもおかしくはない。

映像は、起承転結ある1日の小さな物語になっていて、楽曲のタイトル通り”家に帰る”ところに帰結するのが綺麗だ。

OP・EDは第2期のほうが断然好み。EDが染みるんだぁ...

 

 

まとめ:この素晴らしい作品に祝福を!

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※点数は評価点数+お気に入り度+オススメ度の合計(100点満点)

 

コメディ・ギャグアニメとして完成されている。単純に面白い。

 

僕は本作を8周ほど観ていて、おそらく人生で一番周回したアニメだろうが、また性懲りもなく観返すのが容易に想像できる。

それくらい個人的には愛着が深い作品だ。

 

2021年現在、異世界転生モノでテンプレートをド無視した『このすば』のような作品はあまり見かけない。

底辺な主人公が異世界に転生して無双する。そういった普通の異世界転生モノに飽き飽きしている人にこそ、本作を観てもらいたい。

 

 

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