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安心して下さい、いつもの「このすば」ですよ 『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』感想・評価・レビュー【アニメレビュアーズ#27】

 

異種族の風〇をレビューする某アニメに倣って、僕が(全話)視聴したアニメの感想や評価を書いていく「アニメレビュアーズ」

 

今回は、異世界転生モノの人気作『このすば』の映画版『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』の感想・評価・レビュー。

TVシリーズのレビューと記事を分けた理由は、媒体がテレビから映画になったという事と、それに当たって制作会社が「J.C.STAFF」に変更されたからだ(メインスタッフの変更はなし)。

なお、原作ですでに内容を把握してからの鑑賞となる。きちんと1本の映画として評価させていただきたい。

 

【TVシリーズのレビュー記事】

【アニメレビュアーズとは?】

 

 

映画『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』作品情報

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(C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会
公開日

2019年8月30日

放映時間

90分

ジャンル

ファンタジー/異世界/コメディ

アニメーション制作

J.C.STAFF

 

『このすば紅伝説』あらすじ・PV

交通事故(!?)によりあっけなく人生の幕を閉じるはずだったゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)は、ひょんなことから、女神・アクアを道ずれに異世界転生することに。

「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!」と舞い上がったのも束の間、転生したカズマには厄介なことばかり降りかかる。

トラブルメーカーの駄女神・アクア、中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになったり、借金で首が回らなくなったり、国家転覆罪の容疑で裁判にかけられたり、魔王軍の幹部を討伐したり、たまに死んだり……。

そんなある日、駆け込んできた紅魔族の少女・ゆんゆんの爆弾発言にカズマたちは凍りつく。

「私、カズマさんの子供が欲しい!」

事情を聞けば、めぐみんとゆんゆんの生まれ故郷「紅魔の里」が、滅亡の危機に瀕しているという。里を救うために旅立ったゆんゆんを追いかけて、紅魔の里へ向かうカズマたちだが――!?

カズマたちパーティを襲う最大の危機!平凡な冒険者カズマが過ごす、異世界ライフの未来はどっち!?

【引用:公式サイト】

konosuba.com

 

 

『このすば紅伝説』スタッフ

原作:暁なつめ(株式会社KADOKAWA 角川スニーカー文庫刊)

原作イラスト:三嶋くろね

監督:金崎貴臣

脚本:上江洲誠

キャラクターデザイン:菊田幸一

美術監督:三宅昌和

色彩設計:伊藤由紀子

撮影監督:廣瀬唯希

編集:木村佳史子(MADBOX)

音響監督:岩浪美和

音楽:甲田雅人

製作:映画このすば製作委員会

 

『このすば紅伝説』キャスト(声優)

カズマ:福島 潤

アクア:雨宮 天

めぐみん:高橋李依

ダクネス:茅野愛衣

ゆんゆん:豊崎愛生

ウィズ:堀江由衣

バニル:西田雅一

ルナ:原紗友里

荒くれ者:稲田 徹

こめっこ:長縄まりあ

 

『このすば紅伝説』評価

評価項目 作画 演出 音楽 声優 ストーリー キャラ 設定・世界観 雰囲気 面白さ
点数 8 7 6 10 7 10 10 8 10

お気に入り度:★★★★★

 オススメ度:★★★★★

 

 

 

紅魔族の新キャラクターが濃ゆすぎる!

映画になった『このすば』の内容は、紅魔族が滅亡の危機に立たされていると聞いて、カズマ一行が紅魔の里を訪れるというもの。完全にTVシリーズの続き(延長線上)である。

 

冒頭のシーンで、カズマがモテ期云々の話をして導入をつくり、ゆんゆんの「私、カズマさんの子供が欲しい!」というセリフで掴んでくるのは上手かった。

僕は残念ながら原作でこの冒頭を知っていたが、初見なら「おっ!?どうした!?」と動揺が走るはずだ。

 

そして本映画のメインである紅魔の里に到着し、登場したのは、ゆんゆんの父などのまだ見ぬ「紅魔族」の新キャラクター。

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C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会

彼らが紅魔の里の周囲で過激な魔法を撃ちまくり、魔王軍の襲来イベントを阻止するシーンには笑ったwww

しかもこれを何とも思わず、むしろ観光の目玉にするとか言う村の長・ゆんゆんの父君w そりゃ魔王軍も進軍を恐れるわw

紅魔族の強靭っぷりと頭のおかしさが一発で分かる。

 

そんな紅魔族でも特筆すべきは、TVシリーズでもめぐみんより語られていた、めぐみんの家族。

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(C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会

カズマ一行がめぐみん宅に訪れると、「姉ちゃんが男引っ掛けて帰って来たぁ!」という切れ味抜群なセリフでお出迎えしてくれた、めぐみんの妹・こめっこは、

幼いながらすでに個性が際立っていて、なによりとても可愛らしかった。

流石はめぐみんの妹、ポテンシャルに満ち溢れている。CV長縄まりあのロリっ子にハズレ無し。

 

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(C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会

続いてアニメでは初登場となるめぐみんの両親。

父・ひょーざぶろーは貧乏なのを全肯定しているが、カズマが金持ちだと分かったら露骨に態度を豹変したり...

母・ゆいゆいは、ダクネスやひょーざーぶろーを強制的に眠らせてまで、娘のめぐみんとカズマを意地でもくっ付けようと部屋に閉じ込めるようとしたり... 能登さんの声も相まって、まるで氷の女王。

この2人のキャラクターは非常に濃ゆかったw 

ただ、予想以上に出番やセリフが少なかったのが惜しまれる。

本映画は「紅魔族」がメインなのだから、もっと魅せ場があっても良かったと思う。

 

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(C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会

また、母・ゆいゆいによって作り出された、カズマとめぐみんのイチャイチャシーンも良かった。

カズマが寝ているめぐみんの周りを何度もグルグル回ったり、1回目は失敗するが、2回目では添い寝ができたり。

 

やはり紅魔の里が舞台だから、作品1番人気キャラのめぐみんを本映画のメインヒロインとして打ち出したかったのだろう。

おかげで本映画におけるアクアの存在感は薄かったような...

 

 

オリジナルのラストバトルは映画らしく白熱

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引用:アニメ『このすば』公式ツイッター

魔王軍幹部の一人にして本映画のボス・シルビアも、案の定あたおか(頭がおかしい)で、胃もたれしそうなほどに濃かった。

「あの、当たってるんですけど…」

「当たってるんじゃない、当ててるのよ」

シルビアが元男性(おなべ)であり、女性の肉体は合成で得たものだと判明するこのシーンは強烈なインパクトがあった。爆笑必至。

 

そんなシルビアを討伐し、これで映画は終了かと思いきや...

シルビアが「まだ死にたくない」と三途の川でもがき、TVシリーズで討伐したベルディア、ハンスとともに大復活! まさかのアニメオリジナル展開へ!!!

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引用:アニメ『このすば』公式ツイッター

このラストバトルのシーンはまさに圧巻。

紅魔族一族や魔王軍側のはずのウィズとバニルも参戦し、カズマが陽動するあいだに紅魔族から魔力を吸い上げて爆裂魔法を撃ち込むという『ドラゴン〇ール』的な戦闘が繰り広げられる。オラに元気を分けてくれ!

エフェクトがTVシリーズの何倍にも増して凄まじく、いかにもお金が掛かってる感じがした。

倒したはずのボスが復活、さらにはこれまでに討伐したボス全員が襲撃という展開は在り来たりだが、しっかりと映画の終盤で盛り上がったから良しとしたい。

 

これもカズマの「モテ期」が生み出したラストバトル。

「モテ期」から始まったこの映画が、「モテ期」をもって締めくくられる。

…はずだったのだが、最後の一撃という美味しいところをこめっこが横取りw

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(C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会

冒頭からギャグに次ぐギャグで展開してきたけれど、最後の最後までギャグだった。

期待を裏切らない。

 

 

作画のヌルヌル具合が絶好調

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(C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会

今回はTVシリーズではなく映画、つまりテレビではなく映画館の大きなスクリーンで観ることが前提となっているので、TVシリーズよりずっと作画がパワーアップしていた。

とにかく映像が動く、ヌルヌル動きまくる。

紅魔の里に到着するまでのゴブリンから逃走するシーンの、ゴブリンの迫力は凄かった。まるで『進撃の巨人』の奇行種のよう。

カットが変わるごとに顔が違っていたりと、静止画が一向に安定しないのは”このすばらしさ”という事でご愛嬌。

 

 

まとめ:ナイス爆裂!

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※点数は評価点数+お気に入り度+オススメ度の合計(100点満点)

制作会社は「スタジオディーン」から「J.C.STAFF」へ、媒体はテレビから映画へと変更されたが、

金崎監督をはじめとする主なスタッフには変更がないので、映画であることを意識しつつも、なんらいつもと変わらない『このすば』だった。

公開前に発表されたキービジュアルに対する心配も杞憂に終わった。

 

ただ1つ欠点を挙げるなら、作品の象徴であるテーマ曲の印象が皆無だった点だろうか。

スタッフロールでテーマ曲とED曲の両方が、適当にくっつけて流されただけ。こんな酷い扱いなら、歌唱曲なんて有って無いようなものだ。

 

とはいえ、『このすば』が好きなら誰でも愛せる1本の映画に仕上がっている。 

 

 

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