どうも、やるべき事が多すぎてブログを書くモチベーションが無くなっているたゆすとです。
そんな日々でも1日1枚は何かしら聴いたことがないアルバムを聴き、明日の僕が好きになっているかもしれない曲をディグっている。
だから今回は3ヶ月ぶりに、今月よく聴いた曲の紹介を備忘録も兼ねてやっていきたい。ってもう公開の時点で先月だけど...
2022年7月によく聴いた5曲
GLORIA/ZIGGY
なぜか無名の地下アイドルがこの曲を歌っている動画が、なぜかYouTubeの「あなたへのおすすめ」に出てきた。
それをなんとなしに再生してみて「もしかしていい曲じゃね?」と感じたのがこの曲との出会い。
公式が投稿しているMVはなんと2000万回以上も再生されている。
1989年に放送された『同級生』というTVドラマの主題歌だったらしいが、エロゲーの方の『同級生』しか知らなかったよ。
Aメロ⇒Bメロ⇒Aメロ⇒Bメロと来て、あとはサビをリピートしていく構成だからか、サビがとにかく印象的。
何度も繰り返される《グロ~リア...》に胸が熱くなるのは僕だけか?
make love/PENICILIN
TVアニメ『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』のOPに衝撃を受け、その「ロマンス」という曲を歌っているV系バンド「PENICILIN」の存在を知り、Amazon Musicで人気上位の何曲かを聴いてみる。
そして辿り着いたのがこの曲。正直、一聴惚れだった。
アコギとエレキの絡みつくような交差と、夏の海を想起させるような清涼感。それから早弾きのギターソロ。ロマンチックでカッコいい。
しかし大サビであからさまに転調する所がめちゃくちゃダサいw
ブレイクする所で終わっていれば良かったのになぁ...
作詞作曲センスはなかなかいい線を行っているものの、どこか荒削りで絶妙にダサい感じがまたこの時代のV系っぽくて僕は憎めない。
JAM/THE YELLO MONKEY
90年代のJ-ROCKでも5本の指に入るくらい、ずっと前から大好きな曲。
上2曲を聴いていたらなんだかこの曲が聴きたくなって、気が付けば毎日必ず聴いていたw
改めて素晴らしい曲だと思う。
《乗客に日本人はいませんでした》のくだりが最も衝撃的だろうが、
僕はその前の《あの偉い発明家も 凶悪な犯罪者も みんな昔子供だってね》のフレーズが強く心に刺さっている。
深いというか、この1フレーズで色んなことが想像できてしまう。
描写は暗い部屋一つの中で完結。眠れない真夜中、愛する君に恋い焦がれている”ラブソング”なのに、自己が抱える罪や矛盾、果てには世界平和だとか色々考えさせられる。
吉井和哉さんはメンヘルチックな世界観を持ったロマンチストでありながら、どこまでも現実を見据えている気がする。
宇宙飛行士への手紙/BUMP OF CHIKIN
邦ロック界に最も影響を与えたんじゃないか、と音楽系の掲示板で言われているBUMP。
だが、天体観測とアニメタイアップ曲しかちゃんと聴いたことがないことに気が付き、ベストアルバムとオリジナルアルバムをいくつか聴いていた。
その中でふと引っ掛かりを覚えて、何回も聴き込んでいるうちに虜にされたのがこの曲。
地球から少年が憧れて見上げたような宇宙を音で表現するのが巧い。
とくに間奏のノイズみたいなギターの音が響き渡る部分は、幾千もの流れ星や雷が夜空に降り注ぐような、もしくは長い距離を超えて地球と宇宙で交信するような感動がある。
そしてなによりも、過去と未来(生と死)を通して大切な人に向けた歌詞のレトリックが巧みだ。
宇宙飛行士への手紙。それは宇宙との時差によりすでに過去になった人へ送るものだが、届くその時(未来)に向けて送るものでもある。他方で受け取った側からすれば、過去から現在に送られてきたもの。
自分がどんな境遇にいても当てはめられそうな懐の深い曲だ。
Boys d'ont cry/The Cure
80年代のニューウェイヴを象徴するイギリスのロックバンド「The Cure」の2ndシングル。
MVでは子供たちが演奏しているように、オトナな暗い世界のなかにどこか幼さがあるのがいい。親にイヤイヤ言う第一次反抗期みたいな可愛げがある。
けれど「The Cure」に関しては成熟期(80年代末期~90年代)の作品が好きだ。
ではなぜこの曲をよく聴いていたかというと、エレキギターでこの曲を練習をしていたからである。
基本的には4つのコードを行ったり来たりし、途中で単音の同じフレーズを挟むだけだから簡単。
コードチェンジの横移動や指を動かすトレーニングになるし、伴奏とかではなく本物のギターリフが弾けるから、エレキギター初心者の練習に打って付けの曲だと思う。
さいごに
こうして一ヶ月間によく聴いた曲TOP5を挙げてみると、露骨に好みが反映されているレベルで偏りがある。
バラエティ面では幅の狭い記事になってしまったが、あなたの音楽ライフに新しい角度から彩りの花を添えられていると嬉しい限りだ。