日本が世界に誇るロックバンド「L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)」、通称「ラルク」。
当ブログの管理人・たゆすとが一番好きなアーティストだと言っても過言ではない。
よって今回は、「L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)」で僕が好きな名曲・神曲をランキング形式で紹介したい。
アレンジ曲を除いてシングルやアルバムは全て聴いたうえでのランキングだ。
しかし、売上や人気という客観的なデータや、ラルクにとっていかに重要か、音楽シーンに与えた影響などの社会性は考慮してない。
また、音楽知識は皆無にも等しいので、専門的な解説の類には期待しないでもらいたい。簡潔に分かりやすくがモットー。
- 「L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)」楽曲ランキングTOP50
- 第50位:NEXUS4
- 第49位:fate
- 第48位:CHASE
- 第47位:Round and Round
- 第46位:HEAVEN'S DRIVE
- 第45位:さようなら
- 第44位:Voice
- 第43位:いばらの涙
- 第42位:Don't be Afraid
- 第41位:Hurry Xmas
- 第40位:Wings Flap
- 第39位:SEVENTH HEAVEN
- 第38位:Dearest Love
- 第37位:賽は投げられた
- 第36位:X X X
- 第35位:SHINE
- 第34位:あなた
- 第33位:自由への招待
- 第32位:snow drop
- 第31位:DRINK IT DOWN
- 第30位:Lies and Truth
- 第29位:STAY AWAY
- 第28位:Pretty girl
- 第27位:GOOD LUCK MY WAY
- 第26位:milky way
- 第25位:虹
- 第24位:Blurry Eyes
- 第23位:Pieces
- 第22位:New World
- 第21位:浸食 〜lose control〜
- 第20位:MY HEART DRAWS A DREAM
- 第19位:Spirit dreams inside
- 第18位:風にきえないで
- 第17位:HONEY
- 第16位:花葬
- 第15位:killing me
- 第14位:Link
- 第13位:Winter fall
- 第12位:瞳の住人
- 第11位:Caress of Venus
- 第10位:As if in a dream
- 第9位:夏の憂鬱 [time to say good-bye]
- 第8位:Vivid Colors
- 第7位:DAYBREAKE'S BELL
- 第6位:NEO UNIVERSE
- 第5位:READY STEADY GO
- 第4位:the Fourth Avenue Cafe
- 第3位:Driver's High
- 第2位:DIVE TO BLUE
- 第1位:flower
- 「L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)」の楽曲を聴くなら【Amazon Music Unlimited】
- さいごに:ラルクの魅力
「L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)」楽曲ランキングTOP50
第50位:NEXUS4
初リリース:2008年 作詞:hyde 作曲:tetsuya
歌詞はラルクにおけるライブや作曲のことを書いているのだろうか?
デジタル信号っぽいキュイーンという音が耳に残る。
表題は「四人の絆」という意味で、明るい近未来への疾走感に溢れている。
第49位:fate
初リリース:1998年 作詞:hyde 作曲:ken
冷たい風が吹き荒れる秋の季節、枯れ木の下を闊歩するようなイメージが浮かぶ。
アルバム「HEART」でこの曲は断固として飛ばさない。
第48位:CHASE
初リリース:2011年 作詞:hyde 作曲:ken・hyde
邦ロックとは思えないほど英詞はカッコいいし、サビでは視界が開けていくようで。
サビとそれ以外が全く違う曲に聴こえるのに成立している。
終盤「onigokko」のコーラスにはどうしても笑っちゃうんだけど、鬼ごっこの歌なのんこれ?
第47位:Round and Round
初リリース:1996年 作詞・作曲:hyde
Aメロ1とAメロ2の間に何かが回るような音がしたり、中盤で不協和音が右から左へ駆けていったりするアソビ。
反骨心むき出しで誰かを馬鹿にし、嘲笑うかのような詩はまさに”ロック”だなと。
優しく曖昧に語りかけてくるいつものラルクとはちょっと違う。
第46位:HEAVEN'S DRIVE
初リリース:1999年 作詞・作曲:hyde
hydeがメディアや法律に対する怒りを歌った曲。
ゆえに自分らの個性を押し出したハードなロックンロールでもあるが、サビではキャッチーなソングにギアチェンジするのが特徴的。
すごく良い曲だと思うが、個人的にはそれほど好みではないのでこの順位。
第45位:さようなら
初リリース:1996年 作詞・作曲:hyde
5thシングル「flower」のカップリング。
壮大なストリングスと雄大なギターサウンドを背骨に、空へと飛び立つ鳥のように”優しさ”が広がっていく。
B面曲なら前シングルの「I'm so happy」がファン人気高いけれど、僕はこっちの方が断然好きだ。
第44位:Voice
初リリース:1993年 作詞:hyde 作曲:ken
ここでインディーズ時代の楽曲がランクイン!
イントロのギターフレーズいいなぁ。
「Shutting from the sky」からの繋がりが好きなので、この曲を聴きたい時は「DUNE」の頭から再生して、そのままラストまで駆け抜けてしまう...
第43位:いばらの涙
初リリース:1999年 作詞・作曲:hyde
出だしのアルペジオから震える。
サビで一気に炎が燃え上がり、ヘビーな世界へとダイブするイメージ。
第42位:Don't be Afraid
初リリース:2016年 作詞:hyde 作曲:tetsuya
おじさんになったラルクにしか出せない、成熟したサウンドの塊。
映画『バイオハザード: ザ・ファイナル』日本語吹替版主題歌ゆえに、『バイオハザード』のニュアンスやその象徴である”恐怖”の感情をまとっており、ダークで重厚なカッコよさがある。
ギターとピアノが織り成す強固で骨太なメロディは、勇気を振り絞ってゾンビを銃撃するイメージだ。
第41位:Hurry Xmas
初リリース:2007年 作詞・作曲:hyde
ラルクのクリスマスソングとしては「I Wish」も外せないが、こちらはキャリアを重ねたうえでのシングル曲という事で、よりゴージャスで正統派なクリスマスソングに仕上がっている。
優雅なサウンドの割には若干速いテンポで"忙しなさ"を表現していて、冬のイルミネーションやディ〇ニーランドの景色が似合いそう。
夏場にはあまり聴きたくならないのが残念だけど仕方がない...w
第40位:Wings Flap
初リリース:2015年 作詞:hyde 作曲:ken
ラルク後期の楽曲について、初めて聴いたときは「なんじゃこりゃ...」と感じることが多かった。
だがこれはとんでもないスルメ曲。ラルクを聴けば聴くほど耳に馴染むというか、好きになる(まとまりや聴きやすさは「Don't be afraid」に軍配が上がるだろう)。
すごい不思議だ。そしてただならぬ高級感をまとっている。
「I wanna fly fly high」と「君なんてもう大嫌い 嫌い 嫌い」の言葉遊びが好き。
MVのhydeも最高にクール。
第39位:SEVENTH HEAVEN
初リリース:2007年 作詞・作曲:hyde
蛇のようにうねるチューンと、韻を踏んだ歌詞が気持ちいい。
なんだかノリノリで踊りたくなり、ディスコでかけたら最高にパーリーになれそうだ。
第38位:Dearest Love
初リリース:1996年 作詞:hyde 作曲:tetsuya
最愛の人に向けられたバラードなのに、聴けば聴くほど切なくて悲しくなる不思議。
序盤のギターノイズが2つの愛を妨げる運命のようで、アルバム「True」のラストを飾るにふさわしい壮大な世界が広がっている(再生時間は6分40秒と長尺)。
終盤のtetsuyaによる超高音コーラスは必聴モノだ。hydeに隠れて実は音域がメンバーイチ広いんだよね…
第37位:賽は投げられた
初リリース:1996年 作詞:hyde 作曲:ken
6thシングル「Lies and Truth」のカップリング曲で、無論オリジナルアルバムには未収録。しかし人気投票では意外と上位に喰い込む隠れ人気曲。
同年発売のアルバム「True」を聴いても感じたけれど、この当時はラルクのポップセンスが爆発している。カップリングでこのクオリティ...
スピーディーな曲の展開、「週末はどこへ行こう」などのフレーズから”休日のドライブ”に似合いそうな雰囲気だが、気が付けば”環境問題”を歌っていてタイトルに繋がるおかしさ。
第36位:X X X
初リリース:2011年 作詞・作曲:hyde
媚薬に溺れていく女性を表したかのような、艶めかしくて色気が漂う旋律。
どうやらR&Bをロックでやってみようという企画が根底にはあったようで、ベテランになっても冒険心を忘れないのがイイ。
それできちんとイイ曲に仕上がっているってのがまた。どんなジャンルも幅広く受け入れるラルクとドエル(ファン)の懐の広さがあるからこそ成立しただろう。
これはHYDEにしか歌えないし、ラルクでしか成し得ない。
第35位:SHINE
初リリース:2008年 作詞:hyde 作曲:tetsuya
NHKで放送されたTVアニメ『精霊の守り人』のOPテーマとして書かれた曲であり、僕はその作品でこの曲を知った。
イントロはまるで朝日が昇って来るかのようで、サビからは雲一つない穏やかな日中、大サビからアウトロにかけては日が沈みかけた夕方、という印象を受ける。
他のラルクソングと比べたら耳に残りにくいかもだが、常にそこに陽の光りがあるみたいな芸術寄りの曲だ。
また『精霊の守り人』の物語にも優しく寄り添っているのが、アニオタ的にも高ポイント。バルサとチャグム、親子のように暮らす二人の景色が見えてくるよ...
第34位:あなた
初リリース:1998年 作詞:hyde 作曲:tetsu
ライブでは大トリ、みんなで大合唱が定番のこの曲。
エヴァのアスカを思って作られたとはにわかに信じがたい。
切実に僕ら聴き手や、この曲を知らない誰かにも届けてくれる。
第33位:自由への招待
初リリース:2004年 作詞:hyde 作曲:tetsu
「休憩もできないほど忙しくて、とにかく自由が欲しい!」…といった欲望が、急ぎ足のテンポから滲み出ている。
ラップっぽい詩がリズムにハマっていくのも心地よい。爽快だ。
全員を置いて一人だけ先に行ってしまいそうだけど、僕も自由の世界に招待してほしい。
第32位:snow drop
初リリース:1998年 作詞:hyde 作曲:tetsu
この曲を聴いていると、粉状の雪が満面に降り落ちる雪国の情景を思い浮かべる。
また、戦争か火事で灰が降り注ぐ退廃とした景色も脳裏に浮かぶ。
白く儚いのに、どこかポップで美しい。
ラルク史上2番目のセールスを叩き出した「sonw drop」でTOP30にも入らないとは、どうなっているんだこのランキングは...
第31位:DRINK IT DOWN
初リリース:2008年 作詞:hyde 作曲:yukihiro
ゲーム『デビルメイクライ4』のテーマソング。
そしてドラムのyukihiroが作曲しているという事で、無機質・ダーク・スタイリッシュな世界観に誘われる。
ラルクはゴシックも似合ってしまう、いやむしろゴシックこそが彼らの真骨頂だということを証明している。
第30位:Lies and Truth
初リリース:1996年 作詞:hyde 作曲:ken
チャート上位に入るような曲を意識して作ったとの事で、この曲辺りで一気にポップ色を強めていくラルク。
嘘か本当か分からないものに堕ちていくダークでビューティーな独自世界を、とても軽やかに表現している。
kenのギターリフに惚れ惚れするね。
第29位:STAY AWAY
初リリース:2000年 作詞:hyde 作曲:tetsu
MVにただならぬ衝撃を受けた。謎ダンスは合成らしいのだが、この事実を知ったとき「合成技術たけぇな!」と感嘆の声を漏らしたよね。
その話は置いといて、自分がアウェイの空間に居るとき、脳内ではこの曲が延々と再生される。
一層のこと、この”謎ダンス”を踊って余計アウェイになってやろうかと...まあ踊れないんだけど。
第28位:Pretty girl
初リリース:2007年 作詞・作曲:ken
愉快なリズムとサクソフォーンが織り成すノリノリなパンクナンバー!
珍しくギターのkenが作詞も手掛けたおっさん臭いエロティックな歌詞も含めて、痛快というか馬鹿らしくて大好きだ。
何も考えなくても気軽に聴けてしまう。その点ではラルク究極のポップスかも。
第27位:GOOD LUCK MY WAY
初リリース:2011年 作詞:hyde 作曲:tetsuya
劇場版『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』の主題歌であり、ハガレンとは3度目のタイアップ。
『READY STEADY GO』同様アップテンポで、『Link』同様明るい雰囲気をまとっている。
編曲はとてもゴージャスで、『READY STEADY GO』『Link』からのラルクの進化が感じられるし、これら2曲があったからこそこの曲が生まれたのだと分かる。
2010年代に突入しても彼らの進撃は止まらないのだ。
そして「GOOD LUCK MY WAY~♪」のコーラスで締めて来るのがすこぶるカッコイイ。
元気がないとき、気分が落ち込んだときに聴きたい。自分に自信が持てるような気がする。
第26位:milky way
初リリース:1998年 作詞・作曲:tetsu
天才メロディーメーカー・tetsuya ここにあり。
「星降る~夜~君に~会いたくて~♪」とついつい歌いたくなるし、夜のドライブでかけたくなるようなロマンチックさを秘めている。
珍しくhydeが作詞してないからか、アルバム「HEART」の良きアクセントにもなっている。
第25位:虹
初リリース:1997年 作詞:hyde 作曲:ken
ランキングの折り返しは、とある事件で活動休止となったラルクの復活シングル。
バンド名の「L'Arc〜en〜Ciel」は日本語訳すると「虹」なので、バンド名を背負った大切な曲でもある。
もうイントロで勝利だね。悲哀に満ちた曲調や歌詞の一つ一つが痛いほどに染みる。そしてエモい。
だけどちょっと重くもあるから頻繁には聴きたくない…w
第24位:Blurry Eyes
初リリース:1994年 作詞:hyde 作曲:tetsu
題意を翻訳すると「ぼやけた目」。
ラルクの中でも極めて幻想的かつぼやけた雰囲気で、曲の構成もかなり独特だ。
これがシングルの1作目だとは到底思えない。完成度が高すぎる。ラルクの初期を代表する名曲だろう。
Why do you stare at the sky with your blurry eyes?
…の英詞部分がすこ。
第23位:Pieces
初リリース:1999年 作詞:hyde 作曲:tetsu
「あなた」の系譜を継ぐバラードソング。
普遍的な、恒久的な、長い時の流れを感じさせる。
タイトルは「かけら」を意味しており、歌詞のなかでは「私のかけら=子供」を想う「私=親」の思いが綴られているが、「平和」も象徴しているのだろう。
命、家族、恋人、友人、世界平和...そういう大切なものを思わせてくれる大好きな一曲。
この詩を書いたとき、hydeはまだ結婚すらしてないというのだから驚きだ…
第22位:New World
初リリース年:2005年 作詞:yukihiro 作曲:yukihiro・hyde
これがラルクの魅せてくれる「新世界」なのかと。
ドラムのyukihiroさんが曲の大部分を制作しているので、hydeさんに比べるとかなり直球な歌詞が、ドラムの8ビートに乗せて耳に届く。
スピーカーと耳の間にある障害物をも当たって砕くようなスピードで。
遠回しな曲が多いラルクのなかでは、気持ちいいくらいにストレートな曲。
第21位:浸食 〜lose control〜
初リリース:1998年 作詞:hyde 作曲:ken
「HONEY」「花葬」と合わせてシングル3作同時発売された内の1作。
最初は静かに緩やかと始まるが、途中から変拍子のハードロックに変貌し、全体的に陰鬱で危険な空気感が影を落とすなど、終始フリーダムに暴れ回っている曲だ。
まるで自らのコントロール(=理性)を喪失し、得体のしれない毒に蝕まれていくようで。破壊衝動に駆られたときに聴きたい。
同時発売された3作の中で唯一ミリオンに届かなかったが、こんなにも実験的なCDが90万枚以上売れたという事実に、当時のラルクの凄まじい勢いを感じる。
第20位:MY HEART DRAWS A DREAM
初リリース:2007年 作詞:hyde 作曲:ken
どんな閉じた世界にも夢や希望といった”光”を与えてくれる。
この曲にはそんな輝かしい作用がある。音楽とはこうあるべきなのかもしれない。
「We Are the World」のように、大サビは年齢や人種も関係なくみんなで大合唱したいね。
第19位:Spirit dreams inside
初リリース:2001年 作詞・作曲:hyde
当時バンドメンバーがギスギスしていたこと、タイアップの映画(制作費100億円)が大爆死したこと、CDのセールスも芳しくなかったことが要因で、ファンの間では”黒歴史”扱いされるが...
普通にめっちゃ良い曲じゃない?
アコギのかき鳴らす音が郷愁を漂わせ、サビで一気に壮大な世界が拡がる。ロードムービーのエンディングでかかりそう。
また制作費3億円にものぼる、タイアップの映画に合わせたMVもファン必見! メンバー4人の生身が一切登場しないのだ!
第18位:風にきえないで
初リリース:1996年 作詞:hyde 作曲:tetsu
hydeが書いた詩の中で最も深い詩世界が広がり、多角的な解釈ができる曲だと思う。
だからこそ、好き勝手にストーリーを妄想できるのも楽しみの一つだったり。
病に侵された自分のために頑張ってくれる好きな人を「もういいよ…もういいよ…」と宥める歌、みたいな...
第17位:HONEY
初リリース:1998年 作詞・作曲:hyde
ラルクで最もシングルCDが売れた曲だからか、リリースされてから20年経てもずっと”色褪せない名曲”であり続けている印象だ。これには誰も異論はないだろう。
シンプルに”ロック”を突き詰めているのが堪らなくカッコイイ。
余談だが、僕の父は「この曲が一番好きだ」と言わんばかりに年がら年中聴いていたりする。
第16位:花葬
初リリース:1998年 作詞:hyde 作曲:ken
『HONEY』『花葬』『浸食 〜lose control〜』の3枚では『花葬』派に落ち着ている僕です。
どこまでも退廃的で芸術的。
そしていつも以上に秀逸なhydeの歌詞の比喩が、美しくも残酷な世界観を御膳上等に作り上げている。こ、これが、生まれ変わりの痛み...
正味CDの音源よりも、2014年国立競技場ライブのアレンジVer.の方が極上に好きだったり。
第15位:killing me
初リリース:2005年 作詞・作曲:hyde
まずイントロのhydeの「ハッ!」が好き(それまでグズグズと焦らされる感じも込みで)。
そこから開放的、加速度的に斬り込んでいくサウンドはたまらないの一言。
ボーカル・ギター・ベース・ドラムのシンプルなバンドサウンドでこれだけ構築できるのか...
第14位:Link
初リリース:2005年 作詞:hyde 作曲:tetsu
『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』のOPテーマ。
弾むように朗らかな曲調が前面に押し出されており、ストリングスの匙加減がたまらない。
しかし歌詞には”反戦”を掲げるようなダークな部分が見え隠れし、ポップなメロディとのギャップがなんともラルクらしいなと思える。
第13位:Winter fall
初リリース:1998年 作詞:hyde 作曲:ken
”冬”と言ったら断然この曲。しかし当初は、夏をイメージして書かれた曲だというので驚き。
極寒の雪原に駆けていく雄大な冬を想像するが、僕の小さい心もじんわりと暖めてくれる。
第12位:瞳の住人
初リリース:2004年 作詞:hyde 作曲:tetsu
「あなた」「Pieces」の流れを汲む、しっとりとした雄大なバラード。
hydeさんは本当に「瞳」が好きだよなぁ...とつくづく感じる。とうとう「瞳」に住んでしまったか。
tetsuyaの作るメロディーラインも天才的で、同系統の過去曲を着実に超えてくるあたりが流石。音域が広すぎてカラオケで歌うのがクソ難しいけど…
どこまでも麗しい哀愁が漂う。
第11位:Caress of Venus
初リリース:1996年 作詞:hyde 作曲:ken
イントロからゾクゾクさせられる。
リズミカルな洋楽かと勘違いしてしまうほどオサレで、kenのハイセンスがこれでもかと光る。
シングル化されてないオリジナルアルバムナンバーで随一のお気に入りだ。
第10位:As if in a dream
初リリース:1993年 作詞:hyde 作曲:ken
ここでインディーズ時代の楽曲が再びランクイン!
もちろん、メジャーデビュー後にこれ以上の名曲は沢山あるが、インディーズとかメジャーとか飛び越えて超好きなんだよこの曲...
hydeの詩にはよく「空」という単語が出てくるが、この曲では雲をかき分けて空が見えてくる。ラルク史上最強の浮遊感。
インディーズ時代(アルバム「DUNE」)の最高傑作だと僕は思い続けている。
一流のプロになってからアレンジしたライブバージョンは更に素晴らしい曲へと完成されていてもうたまらん...
第9位:夏の憂鬱 [time to say good-bye]
初リリース:1995年 作詞:hyde 作曲:ken
とても大衆受けはしない暗い曲調だが僕は大好きで、センチメンタルに浸りたい時はついつい再生ボタンを押してしまうな。
不安定な和音が鳴り響き、それが失恋に溺れる酷暑の夏を思わせる。
一方のアルバム「heavenly」に収録されている原曲は、タンバリンが鳴り響く明るい曲調だが、これはこれで好ましくたまに聴きたくなる。
第8位:Vivid Colors
初リリース:1995年 作詞:hyde 作曲:ken
音楽で”色”を表現するのが一番難しいと思っているが、この曲は「鮮やかな色合い」を感じ取ることができる。音色のつぶが耳を爽やかに駆け抜けていく。
とくにサビの、hydeの歌唱とkenのギターリフのギャップに色が消えていくような感覚になるが、それが逆に色彩を感じさせてくれるのだ。
ヨーロッパ旅行で一人電車に揺られる景色を脳内に描いて聴いている。
第7位:DAYBREAKE'S BELL
初リリース:2007年 作詞:hyde 作曲:ken
TVアニメ『機動戦士ガンダム00』最初のOPテーマとしても知られるこの曲。
ギターのビターな演奏からイントロは始まるが、それからピアノやシンセの音色が存分に世界を拡げて、宇宙空間を表現している。
そして全体のテーマとしては”戦争”に重きを置いたものになっており、「草花も兵器に宿るだろう」の歌詞は本当に秀逸だ。
『機動戦士ガンダム00』を観ていると、あのキャラクターの心情を鏡のように映してるんじゃないか?…と想像が膨らむ。宇宙とガンダムにぴったり。
第6位:NEO UNIVERSE
初リリース:2000年 作詞:hyde 作曲:ken
非常に幻想的かつ耽美的であり、不思議な曲だ。
シュノーケルで海を潜っているような気もするし、鳥になって空を羽ばたいている感覚にもなるし、宇宙を飛んで新しい惑星に巡り会った気分にもなる。
21世紀の幕開けに相応しい、希望と近未来感に溢れた曲だったのだと思う。すっかり21世紀になった今聴いても、近未来感に溢れている。
ここまでのランキングの流れでお察しかと思うが、僕はこの手のken曲が好きで仕方がないのだ。
第5位:READY STEADY GO
初リリース:2004年 作詞:hyde 作曲:tetsuya
当時ソロ活動に熱を燃やしていた各メンバーが、再びラルクに戻って活動を再開したシングル。
TVアニメ『鋼の錬金術師』の第14話~第25話のOP曲にも起用されている。
なんとも疾走感溢れるパンクな曲だ。タイトル通り「これから始まるよ」というメッセージを強く感じる。
この曲が嫌いな人なんて、世界中どこを探しても居ないのでは…?
第4位:the Fourth Avenue Cafe
初リリース:1996年 作詞:hyde 作曲:ken
空席に見つめられながら四番街のカフェで一人コーヒーを飲み、片思いに終わった恋に想いを馳せる失恋ソング。
正直初めて聴いたときは全く刺さらなかったが、聴き込むうちにどんどん好きになって行った。
なぜこんなにも曲調は明るいのに、こんなにも歌詞が暗く切ないのか。聴くと「元気になる」と「寂しい」が織り交ざった言語化しづらい独特の感情が胸中に降り積もっていく。
ネガティブな歌詞を明るく色付けし、前向きな曲に見せかけて”大衆向け”として打ち出す、ラルクの真骨頂が凝縮された5分間。
ピアノとアコースティックギターのメロディラインが狂おしいほどに美しい。
第3位:Driver's High
初リリース:1999年 作詞:hyde 作曲:tetsuya
ラルクでNo.1のカッコよさ。
これ以上にクールな曲はないね。クルマ持ってないけど、買ったら車内で絶対にかけたいもん。
特攻隊兵士の視点で書かれた歌詞も唯一無二。
アメリカのラスベガスで撮影されたMVは、州の警察当局の協力を得るなど大変大掛かりでド派手な映像になっていて、ラルクで一番好きなMVである。
最高のフィナーレを!Yeah!
第2位:DIVE TO BLUE
初リリース:1998年 作詞:hyde 作曲:tetsuya
ポップチューンな曲調とは裏腹に、「自殺」をテーマにした空元気な楽曲。
前向きで晴れ晴れしい雰囲気をまとっているのに、どこか後ろ向きで暗く、懐かしさすらも感じさせる。
歌詞は背中を押してくれてるのか、地獄へと引きずり込んでいるのか、絶妙なライン。
題意は「青へダイブ」=「青空へ飛び立つ」=「自由になれ」と解釈できるし、むしろ「青空にダイブ」=「飛び降り自殺をする」とも取れる。また「BLUE」は「憂鬱」という意味も持つため、憂鬱という名の「現実に飛び込む」とも考えられる。
どこへ思考を飛ばそうとも、ポジティブとネガティブが黄金比で混ざり合っている。
なんだこの曲は、大好きだ。
たまに猛烈に死にたくなるとき、この曲を聴いて”自死”を疑似体験し、「まだこの曲を聴き続けるために生きたい!」と奮い立たせることもある。
第1位:flower
初リリース:1996年 作詞・作曲:hyde
歌詞には”花”に自分を喩えた主人公の物語が流れており、ラストの「叶わぬ想いならせめて枯れたい!」には胸が締め付けられる。綿密に練り込まれた詞には無駄が一切ない。
今風の言葉で表せば、この曲は”チョーエモい”のだ。そのエモさは20年以上の時の隔たりも感じさせず不変で、
ラルクの最高傑作...だと僕は思っている。
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【Amazon Music Unlimited】では、「ラルク」の全436曲+MV全51本がCD&ハイレゾ音質で聴き放題・見放題だ。
また【Amazon Music Unlimited】は7500万曲以上が聴き放題と、音楽のサブスクリプションで最も豊富な楽曲数を誇る。
これが月額980円のところ、Amazonプライム会員なら200円引きの月額780円で利用ができる。
さらに【Amazon Music Unlimited HD】に無料でアップグレードすれば、CD音源を超えた”ハイレゾ音質”で聴くことが可能である。
この料金に対する機能性=コスパは音楽のサブスク史上最強だと思っていて、僕自身も【Amazon Music Unlimited】を利用している。
まだ【Amazon Music Unlimited】に加入してない人は、ぜひ加入して「ラルク」の楽曲を聴いてほしい。
さいごに:ラルクの魅力
ここまでラルクのオレ的楽曲ランキングTOP50を紹介したが、いかがだっただろうか。
そんなラルクの最大の魅力は、幻想的でロマンチックなサウンドと、比喩に比喩を重ねた詩による唯一無二の世界観だ。
それは、hydeの圧倒的カリスマ性と表現力、tetsuyaの高レベルなベース&コーラス、kenの妖艶なリードギターと作曲センス、yukihiroの手数が多くきめ細やかなドラムが作り上げている。
それでいてメンバー全員が作曲できるため、その世界観を維持しながら驚くほど多種多様な楽曲が存在するのもポイントで、聴いていて一向に飽きない。
このランキングだって作るのにかなり苦労した。だって全部完成度の高い良い曲だから、1位の差はほんの僅差だもん...
あなたがラルクで思い入れのある曲は? ラルクの好きなところは?
コメント欄にぜひ書き込んでほしい。
それでは、来世でまた会おう!Yeah!