先日、WiiUで2013年にリリースされた『スーパーマリオ3Dワールド』が新要素を付け足して、Switchに『スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド』として発売された。
いわゆる”移植”というやつである。
そこで「WiiUからSwitchに移植されたタイトルは一体何本あるんだ?」と疑問に思ったので、色々と調べてみた。
まずは「Switchに移植されたWiiUタイトル」をタイトル名や発売日、売上の違いを比べながら紹介したい。
ついでに「今後WiiUからSwitchに移植されそうなタイトル」を予想・考察してみる。「移植してほしい」という願望もやや含まれていることを先に書いておく。
Switchに移植されたWiiUタイトル一覧
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
タイトル | 発売日 | 世界累計売上 | |
WiiU | ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド | 2017.3.3 | 169万本 |
Switch | ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド | 2017.3.3 | 2900万本 |
2017年のGOTYにもノミネートされた『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、元々WiiU専用タイトルとして開発されていた。
言うなればSwitch版は、WiiU向けに開発していたものの移植である。
なぜそうなったのか、その経緯を簡潔に説明しよう。
2013年1月のニンテンドーダイレクトにて、「ゼルダのアタリマエを見直す」という開発目標を掲げて、『ゼルダ』シリーズの最新作がWiiU向けに開発中であることが公表される。
その年には「これでも遊んで待っておいて」と『ゼルダの伝説 風のタクトHD』を発売。
E32014で一枚のスクリーンショットが公開され、The Game Awards 2014ではプレイ映像を出展し、2015年発売予定であることをアピールしていた。
しかし2015年の3月、開発が難航しており発売時期が未定になったことを発表。
翌年2016年には、『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』をWiiUに移植してお茶を濁すが、ようやく正式タイトルとSwitch版の発売もあることを発表した。
したがって『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、WiiU発売直後に開発を始動したが、開発は難航してずるずる長引き、結果として”WiiU最後のソフト”にして”Switchのローンチタイトル”となったのだ。
マリオカート8 デラックス
タイトル | 発売日 | 世界累計売上 | |
WiiU | マリオカート8 | 2014.5.29 | 846万本 |
Switch | マリオカート8デラックス | 2017.4.28 | 5200万本 |
『マリオカート8 デラックス』は、WiiUで発売された『マリオカート8』の完成度をより上げて、Switch本体の発売から約2ヶ月後にソフト不足の救世主としてSwitchに登場した。
反重力で駆け回りシリーズ最高傑作と名高い『8』本編に、その後配信された無料&有料DLCをあらかじめ収録し、デラックスだけのオリジナルとして新キャラクター追加やバトルステージを改善。
非の打ちどころの無いシリーズ決定版である。
ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX
タイトル | 発売日 | 世界累計売上 | |
WiiU | ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT | 2016.3.18 | 133万本 |
Switch | ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX | 2017.9.22 | 141万本 |
任天堂の「ポケモン」とバンダイナムコの「鉄拳」がコラボした対戦格闘ゲーム。
WiiU版リリース後にアーケードに参戦したポケモンや、のちに発売された『ポケモン サン・ムーン』のポケモンがプレイアブルキャラとして追加されたことを主な新要素として、Switchに移植された。
WiiU版発売から約1年半後にSwitchに登場と、移植が若干早い気もする。
WiiU版には初回限定特典という名の永遠の購入特典として、ダークミュウツーのamiiboカードが同梱したが、Switch版の特典は皆無。
またSwitch版の発売と同日に、Switchのロゴが刻まれたSwitch対応の『ポッ拳』専用コントローラーも発売された。
レゴシティ アンダーカバー
タイトル | 発売日 | 世界累計売上 | |
WiiU | レゴシティ アンダーカバー | 2013.7.25 | 118万本 |
Switch | レゴシティ アンダーカバー | 2017.6.29 | 16万本 |
元々はWiiU専用ソフトとして、任天堂がパブリッシャー(販売)を担当したタイトル。
しかし2017年にPS4・XboxOne・Steam版がリリースされるのと同時に、Switchへも移植された。移植版の販売元はワーナー・ブラザース。
ちなみに3DS版は本作の前日譚を描いており、こちらはどの機種にも移植がされていない。
ベヨネッタ2
タイトル | 発売日 | 世界累計売上 | |
WiiU | ベヨネッタ2 | 2014.9.20 | 84万本 |
Switch | ベヨネッタ2 | 2018.2.17 | 104万本 |
「プラチナゲームズ」が開発する、PS3でセガより発売された『ベヨネッタ』の続編。
当時『2』を開発したくて様々な大手ゲームメーカーに出資を求めていた「プラチナゲームズ」に対し、唯一「任天堂」が手を差し伸べたことにより開発から発売に至った、色んな紆余曲折あるタイトルである。
その後ベヨネッタがスマブラにも参戦し、完全に任天堂タイトルの一本として組み込まれたが...。
WiiU版には一作目のディスクが同梱したが、Switch版では予約開始後即品薄となった限定版にのみ一作目のゲームソフトが付属する。
Switchへの移植は、Switch向けに『ベヨネッタ3』が開発中であるという発表と合わせて発売された。
ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ DX
タイトル | 発売日 | 世界累計売上 | |
WiiU | ゼルダ無双 | 2014.8.14 | 100万本 |
Switch | ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ DX | 2018.3.22 | 10万本 |
任天堂の『ゼルダ』シリーズとコーエーテクモの『無双』シリーズがコラボしたタイトルとして、WiiUで発売された『ゼルダ無双』。
それに有料DLCの内容や新規要素をくわえて3DSに移植した『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ』を、Switch向けにフルHD移植したのが本作だ。
つまるところ『ゼルダ無双』超完全版である。
2020年には『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』の派生作品として『ゼルダ無双 厄災の黙示録』が発売された。
これは『ゼルダ無双』と同じく、開発はコーエーテクモが担当し、販売は任天堂が担当している。
ドンキーコング トロピカルフリーズ
タイトル | 発売日 | 世界累計売上 | |
WiiU | ドンキーコング トロピカルフリーズ | 2014.2.14 | 202万本 |
Switch | ドンキーコング トロピカルフリーズ | 2018.5.3 | 412万本 |
前作の『ドンキーコング リターンズ』から約4年振りの続編であり、『スーパードンキーコング』シリーズの最新作。
Switchに移植された際の追加要素としては、助っコングとしてファンキーコングが参上した、ただその一点だけ。
この無理矢理追加要素を探し出して入れた感...。タイトルもWiiU版からそのままだ。
進め!キノピオ隊長
タイトル | 発売日 | 世界累計売上 | |
WiiU | 進め!キノピオ隊長 | 2014.11.13 | 137万本 |
Switch | 進め!キノピオ隊長 | 2018.7.13 | 213万本 |
『マリオギャラクシー』で初登場し、その後『スーパーマリオ3Dワールド』で出番が増え、遂には単独としてタイトルを飾った「キノピオ隊長」が主人公のゲーム。
Wii U GamePadを存分に駆使した遊びが取り入れられた箱庭アドベンチャーゲームであったが、無事Switchへと移植された。同時に3DS版も発売。
移植に当たる追加要素としては『スーパーマリオ オデッセイ』をモチーフとしたミニチュアコースが収録された。
NewスーパーマリオブラザーズU デラックス
タイトル | 発売日 | 世界累計売上 | |
WiiU | NewスーパーマリオブラザーズU | 2012.12.8 | 581万本 |
Switch | NewスーパーマリオブラザーズU デラックス | 2019.1.11 | 982万本 |
WiiUのローンチタイトルとして発売された『NewスーパーマリオブラザーズU』、そしてその有料DLCとして翌年発売された『NewスーパールイージーU』。
これら2作を1本にまとめて移植し、ピーチに変身するキノピコを新キャラとして追加したのが『NewスーパーマリオブラザーズU デラックス』である。
「U」の名を冠しているのに「Switch」という矛盾。
「DELUXE」を青と赤のジョイコンで挟んで、「U」よりも「Switch」であることを全力でアピールしているパッケージが印象的だ。
WiiUの代名詞とも言える本作の移植が許されるなら、もうどのソフトでも移植できるのでは?
幻影異聞録 #FE Encore
タイトル | 発売日 | 日本累計売上 | |
WiiU | 幻影異聞録#FE | 2015.12.26 | 3.2万本 |
Switch | 幻影異聞録 #FE Encore | 2020.1.17 | 2.8万本 |
アトラスの『女神転生』シリーズと、任天堂の『ファイアーエムブレム』シリーズがコラボしたRPG。
新曲や追加シナリオ、舞子・チキ・バリィといったキャラクターのバトル参戦など、Wii U版にはなかった要素を引き下げてSwitchに登場。
だがしかし、Switch版では女性キャラの露出が規制されたため、移植発表直後はネット上で炎上し、任天堂は予約取り消しができるような措置を施す事態にまで発展した。
時代が進んでより性的な表現に対する制限が厳しくなったことにより招かれた、移植に当たる変更点......
「追加要素よりも女の子の肌が見たい!お風呂イベントを満喫したい!」という人はWiiU版の購入を推奨する。
The Wonderful 101: Remastered
タイトル | 発売日 | 日本累計売上 | |
WiiU | The Wonderful 101 | 2013.8.24 | 5000本 |
Switch | The Wonderful 101: Remastered | 2020.6.11 | 数字出ず |
プラチナゲームズがWiiU専用タイトルとして開発した『The Wonderful 101』。
...であったが、WiiU版の売上に納得が行かなかったプラチナゲームズは、販売元の任天堂に許諾を得て、Switch・PS4・Steam向けにリマスター版(移植版)を発売した。
しかしリマスター版の売上は、おそらくWiiU版を超えられず集計不能。日本国内の初動ですら観測できなかった。さて、何が悪かったのだろう...。
ピクミン3 デラックス
タイトル | 発売日 | 世界累計売上 | |
WiiU | ピクミン3 | 2013.7.13 | 117万本 |
Switch | ピクミン3 デラックス | 2020.10.30 | 194万本 |
『ピクミン3 デラックス』は、WiiUで発売された『ピクミン3』本編に有料DLCを全て収録し、オリマーたちが活躍するサイドストーリーミッションなどを新たなに収録した完全版だ。
またGamePadで遊ぶことが考えられていた操作性は、Switch向けに再調整が施されている。本作をプレイしてから『ピクミン4』も遊びたいところ。
スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド
タイトル | 発売日 | 世界累計売上 | |
WiiU | スーパーマリオ 3Dワールド | 2013.11.21 | 588万本 |
Switch | スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド | 2021.2.12 | 1082万本 |
WiiUを代表する3Dマリオ『スーパーマリオ3Dワールド』に、オープンワールドの世界でクッパJr.と協力して巨大クッパに立ち向かう『フューリーワールド』モードを+して、よりボリューミーになったのが『スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド』。
約7年の時を経て、ゲームテンポアップを目指した細かな変更点がいくつもあるようで、いま遊ぶなら断然Switch版である。
零 ~濡鴉ノ巫女~
タイトル | 発売日 | 世界累計売上 | |
WiiU | 零 ~濡鴉ノ巫女~ | 2013.11.21 | 3.5万本 |
Switch | 零 ~濡鴉ノ巫女~ | 2021.2.12 | 34万本(WiiU版以外合算) |
テクモが開発する和風サバイバルホラー『零』シリーズの最新作。Switchへの移植と同時に、PS4・PS5・Xbox One・Xbox Series X/S・Steamへのマルチ販売もされた。
GamePadを射影機に見立ててプレイする要素は、移植に際してアレンジor廃止され、フォトモードや追加コスチュームなどの新要素が追加。
しかしゲームの世界に入った気分で遊びたいならWiiUでプレイするべきだろう。
Switchに移植されそうなWiiUタイトル予想
ここからは話題を一転して、今後Switchに移植されそうなWiiUタイトル(任天堂ソフトに限る)を予想、考察してみようと思う。
現時点でSwitchに移植されてないWiiUの任天堂タイトルがこちら。
- Nintendo Land
- ゲーム&ワリオ
- ゼルダの伝説 風のタクト HD
- Wii Sports Club
- Wii Party U
- Wii Fit U
- ファミコンリミックス
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U
- タッチ!カービィ スーパーレインボー
- マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド
- マリオパーティー10
- ゼノブレイドクロス
- スプラトゥーン
- ヨッシー ウールワールド
- スーパーマリオメーカー
- じっくり絵心教室
- どうぶつの森 amiiboフェスティバル
- マリオテニス ウルトラスマッシュ
- ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD
- スターフォックス ゼロ
- スターフォックス ガード
- ペーパーマリオ カラースプラッシュ
「ソフト不足」だと揶揄されてたとは言え、任天堂に限って見てもかなりのタイトル数だ。
が、これら全てがSwitchに移植されるとは考えられない。現役時代にWiiUを買ってくれたユーザーを裏切ることになるからだ。
幾つかの段階に分けて、移植されそうなタイトルを絞ってみよう。
①Switchで続編が出ているタイトルは移植される可能性が低い
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U ⇒ 大乱闘スマッシュブラザーズSP
- マリオパーティー10 ⇒ スーパーマリオパーティー
- ゼノブレイドクロス ⇒ ゼノブレイド2
- スプラトゥーン ⇒ スプラトゥーン2
- ヨッシー ウールワールド ⇒ ヨッシークラフトワールド
- スーパーマリオメーカー ⇒ スーパーマリオメーカー2
- マリオテニス ウルトラスマッシュ ⇒ マリオテニスエース
- ペーパーマリオ カラースプラッシュ ⇒ ペーパーマリオ オリガミキング
ここに挙げたタイトルは、すでにシリーズ最新作がSwitch向けに発売されている。
しかもそのほとんどが、WiiUで発売されたタイトルをベースに開発がなされている。(スマブラ生みの親・桜井さん曰く、スマブラSPの開発はスマブラWiiUの移植から始まったらしい)
これらのタイトルは、任天堂としてもシリーズ最新作を売り出したいから、移植される可能性はかなり低いと思われる。
だが『ゼノブレイドクロス』だけは例外だ。
『ゼノブレイド2』は『ゼノブレイド』の正統続編であり、『ゼノブレイドクロス』はシリーズの中でも異端な外伝作という位置づけである。
またユーザーから最も移植の要望が熱いタイトルの一つでもある。
マップの広さは超が付くほど広大で、やり込み要素の多さから100時間はプレイできると言われている『ゼノブレイドクロス』。次の移植の最有力候補ではないだろうか?
②WiiU独自の機能を使ったタイトルは移植が難しい
- Nintendo Land
- ゲーム&ワリオ
- Wii Sports Club
- Wii Party U
- Wii Fit U
- タッチ!カービィ スーパーレインボー
- マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド
- じっくり絵心教室
- どうぶつの森 amiiboフェスティバル
- スターフォックス ゼロ
- スターフォックス ガード
ここに挙げたタイトルは、WiiU独自の機能をふんだんに使った遊びが盛り込まれている。
テレビとWiiU GamePadの二画面を駆使する『Nintendo Land』『ゲーム&ワリオ』『スターフォックスゼロ』は、Switchに移植するとなると手間が掛かりそうだ。二画面の内容を一画面に纏めなければならない。
ただし二画面で無いと遊べないと思われていた『スプラトゥーン』の続編がSwitchで遊べている。移植は絶対不可能、という訳ではなさそうだ。
『タッチ!カービィ スーパーレインボー』『マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド』『じっくり絵心教室』は、一画面でも遊べるが、WiiU GamePadのタッチ操作を使った遊びが主だ。
しかし、タッチ操作の遊びが主だった『進め!キノピオ隊長』が上手いことSwitchに移植されている。
『スーパーマリオ3Dワールド + フューリーワールド』のタッチ操作専用ステージも然り。諦めるのはまだ早い。
だが『タッチ!カービィ スーパーレインボー』はタッチ操作じゃなきゃキツそうだし、『絵心教室』は出すなら新作を出しそう...
『Wii Fit U』は『リングフィットアドベンチャー』がSwitchで好調の中、わざわざ『Wii Fit』シリーズを持って来る必要性がない。
それにSwitchに移植するとなれば、Switch対応の「Wii Fit ボード」を開発しなければならない。この移植だけは絶対に無いと断言する。
『どうぶつの森 amiiboフェスティバル』は一番の問題児である。
テレビとWiiU GamePadの二画面を使い、amiiboを駆使した遊びに焦点を当てている。
しかもシリーズの中でトップクラスに悪評を買い、すぐに新品価格が下落してワゴン行きとなったタイトルだ。この移植もほぼ無に等しい。
③Switchに移植する意味を問われるタイトル
WiiU以前のハードで発売されたタイトルをWiiUに移植した『ゼルダ』2作品、すなわち『ゼルダの伝説 風のタクトHD』『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセスHD』は、Switchに二度目の移植がされる可能性は高くないと思う。
そもそも、WiiU向けに開発中だった『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』が完成するまではコレを遊んで待っておいてね、という意味合いでの移植だった。
2ハードで立て続けに移植するとなると、ゼルダブランドの価値も問われるのだろう。
えっ?『ゼノブレイド』は2度移植されたって?
ソイツはWiiの伝説だから何度でも蘇るさ。
また『ファミコンリミックス』はSwitchオンラインのファミコンがあるし、セールスが振るわなかった『マリオvs.ドンキーコング みんなでミニランド』は移植しても同じ結果に終わるだろう。
これら2タイトルも放置される予感。
Switchに移植されそうなWiiUタイトル予想はコレだ!
...という事で、最終的に絞ったWiiUからSwitchに移植されそうなタイトルがこちら!!
- Nintendo Land
- ゲーム&ワリオ
- ゼノブレイドクロス
- スターフォックスゼロ
先述した通り、移植の最有力候補は『ゼノブレイドクロス』。
世界中で『ゼノブレイド』シリーズが好調、Switchで唯一遊べない『ゼノブレイド』なので移植希望の声も多い。
技術的に難しいという噂も聞くが、それがなかなか移植されない理由なのかも。
『スターフォックスゼロ』もWii U GamePadを”コクピット”に見立てた遊びを、Switchの一画面にまとめることが出来そうだ。
そしてマリオの生みの親である宮本さんがかなり力を注いで開発していたのと、シリーズ最新作である点は非常に大きい。
任天堂としては本作をもっと売りたかったはずだ。
『スターフォックス』というIPを維持する意味でも、Switchでなんらかのシリーズ作が出ることは予想される。
まとめ:Switchへの移植はアリorナシ
「Switchに移植されたWiiUタイトル一覧」を紹介し、「今後Switchに移植されそうなWiiUタイトル予想・考察」を行った。
ちゃんと調べたら意外とタイトル数があるのね。
任天堂がWiiUタイトルをSwitchにどんどん移植して行く現状があるが、スマホゲームよりもコンシューマーだとWiiUにがっつき、任天堂不況時代を支えたユーザーとしてはどこか嬉しくもあり、物悲しくもある。
WiiUで発売日に新品で買ったソフトが、何年か越しに追加要素を盛り込んで復活し、まるで新作ゲームのようにユーザー間で大いに盛り上がりを見せて。
持っていたソフトが不完全版になると、もう数年前に同じゲームをクリアまで遊び込んだはずなのに、なぜだか置いてかれた感覚になる。
WiiUの本体やソフトを新品で買って遊んだあの頃は何だったのだろう…と空虚感に苛まれ、WiiUのアイデンティティーが失われていくような味がする。
「これで発売スケジュール埋めるのかよ」「新作を出せよ」と文句の一つや二つくらい垂れ流す。
でも持ってなかったタイトルがSwitchに完全版として蘇ると、「やったー!Switchで買おう!」ってなるし、移植の精度の高さから任天堂が移植でも手を抜いてないことが充分に伝わってくる。
手抜き移植には成り下がらないという絶対的信用が持てる。
だからWiiUからSwitchへの移植はアリだと思う。
名作は何度でも移植されるべき。手抜きではなく廉価なら。これが僕の持論だ。