どうも、1日1アルバム聴かないと生きてけない”音楽シャブ漬け”の身体になってしまった たゆすとです。
今回はタイトルの通り、2022年4月の一ヶ月間にめっちゃ聴いた10曲を、備忘録も兼ねつつ紹介していきたい。
有名曲ばかりなのでディープな音楽マニアにとっては退屈な記事だろう。
2022年4月によく聴いた10曲
HANABI/Mr.Children
僕は90年代の音楽が好きだと言い張っているが、90年代に爆発的ヒットを連発したミスチルをちゃんと聴いたことが一度もないことに気が付いた。
言い訳をさせてもらうと、サブスクの音源がMP3(SD音質)だから避けていたのだ。
しかし聴きたい欲がどうしても勝って、ベストアルバムからオリジナルアルバムまで色々と聴き漁ることに。
その中でも毎日のように繰り返し聴いたのが、2008年にリリースされた大人気曲「HANABI」。
どの歌詞のフレーズも刺さるし、日常的すぎて気付かなかったこの世の中の本質をハッと気付かせてくれた。
とくにラスサビの《誰もみな問題を抱えている だけど素敵な明日を願っている》なんてほんとそうだよなと。
誰もが人生で一度は考えたようなことを秀逸に歌詞へと起こし、キャッチーなメロディーに乗せて歌うからミスチルは長く多くの人に愛されているんだろうなぁ。
ALIVE/Mr.Children
ミスチルからもう一曲。
6thアルバム「BOLERO」に収録されており、売れるほどに病んでいく当時の桜井さんの精神状態をありありと表した曲だろうw
1分以上という長尺の鬱屈としたイントロから引き込まれ、《誓いは破るもの 法は犯すもの》などのA~Bメロに敷かれた強い言葉が恐怖すら駆り立てる。
しかし《さあ行こう》から始まるサビや、ヒートアップしていく終盤からは泥水から這い上がっていくようなバイタリティを感じられる。
雰囲気はめちゃくちゃ暗いんだけど、これほど前向きで生きようと思えてくる歌はないんじゃないかな。
余談だけど、スーパードンキーコングの「とげとげタルめいろ」に似ていると思うのは僕だけ?
ケアレスウィスパー/ジョージ・マイケル
L'Arc〜en〜CielのVo.hydeが昔の歌番組?でこの曲を歌っている動画がYouTubeのレコメンドに流れて来たのが出会い。
イントロのサックスに一目惚れならぬ一聴惚れしてしまった。
同級生にそんな事を話したところ「なんだそれ...?」と言われたけど、「ラストクリスマスを歌っている人の曲だよ」と言ったら分かってもらえたよ。
世界が終るまでは.../WANDS
TVアニメ『スラムダンク』のEDテーマ。スラムダンクより後に生まれた僕でも知っているような有名すぎるアニソンだ。
随分前に一聴したことがあるのだが、その時はなぜこの曲がカラオケランキングで上位に入るほど人気なのかよく分からなかった。
時を経て2022年4月、久々に聴いてみたらずるずるとハマってしまい...
課題が終わるまで「世界が終るまでは...」を流し続け、挙句には「課題が終るまでは~♪」と替え歌を歌ったりしていたw
歌謡曲のエッセンスが入っているロックソングだから昔の僕には響かなかったのかも。
今の僕ならビーイング系を受容できる身体になっている。
IMAGINE?/BEAT CRUSADERS
ある日突然なんの脈絡もなくTVアニメ『BECK』のOPソングが脳内で流れて、そういやなんて曲名だっけ?誰が歌ってんだ?と気になって「BEAT CRUSADERS」に辿り着いた。
そしてベストアルバムを通して聴いてみると...全部良い曲じゃん!!!
彼らはとかくシンセサイザーの使い方が素晴らしく、とくにこの曲ではシンセが輝いている。(マリオカートのアイテムルーレットの効果音みたいで...)
全体的には英詞のゴリゴリロックサウンドなんだけど、序盤と終盤にアコギの音が入って、哀愁から始まり哀愁を残して終わっていく感じもたまらない。
Dancing Queen/ABBA
「BEAT CRUSADERS」に「Dancing Queen」という曲があり、そのサンプリング元であるこの曲から「ABBA」の楽曲を聴きまくったので、この曲を挙げさせてもらった。
ABBAのサンプリングといえばマドンナの「Hung Up」が有名で、本人に直々サンプリングの許可をもらったらしいが、BEAT CRUSADERSは許可を取ったのか無許可なのか...
それはさておき、この時代の洋楽はメロディアスだからとても日本人好みで、僕みたいな若造にも分かりやすいなとつくづく思う。
いま世界中で流行っているようなリズム主体の音楽はどうも合わない...
ウルトラリラックス/篠原ともえ
ウルトラリラックス/篠原ともえ
— 90年代アニソンbot (@animesongbot_2) 2021年1月10日
「こどものおもちゃ」OP2(1996/04/05~1998/03/27、テレビ東京) pic.twitter.com/4jaUBAljxV
まだ知らないアニソンをネット上で探していたところ見つけたのがこの曲。
90年代後期に放送された少女漫画原作のTVアニメ『こどものおもちゃ』の後期OPテーマだ。
登場人物が揃いも揃ってダンスするOPアニメーションの素晴らしさもさることながら、素っ頓狂な歌詞とテクノポップなサウンドのハマり具合が異常。
もう一回、もう一回...と何度でも聴いてしまう沼w
電気グルーヴの石野卓球さんが作詞・作曲・プロデュースしていると知って納得である。
ちなみにこの曲をきっかけに、篠原ともえという人物や「シノラー」という言葉を知りました。だってこの時生まれてないんだもん...
GIRIGIRI/鈴木雅之 feat.すぅ
アニソン界の大型新人こと鈴木雅之さんが歌う、今期放送中のTVアニメ『かぐや様は告らせたい』第3期のOPテーマ。
今回の女性ボーカルなんかすごい聴き覚えあるな...と思ったら、サイレントサイレンのボーカルではないか!(チェリボムと八月の夜しか聴かないにわか)
「ラブドラマティック」「DADY DADY DO」に続いて、アニソンとしてもオトナなポップラブソングとしても高クオリティにまとまっていて文句が無い。
にしても、いきものがかりの水野さんが作詞・作曲しているとは、未だにわかに信じられないw
チキチキバンバン/JOLLY
同じく4月より放送中のTVアニメ『パリピ孔明』のOPテーマの元ネタになった曲。
2020年にハンガリーのパーティー・キング(と呼ばれているらしい歌手)から生まれたパーリーソングなのだが、
「恋のマイアヒ」や「カンナムスタイル」を想起させるような”謎の中毒性”が半端ではないw
パリピ孔明Ver.(韓国のアイドルグループが歌唱)はイイ感じに空耳を日本語歌詞に置き換えつつ、主人公・英子のストーリーに重ねているのが小粋だ。
喜劇/星野源
またまた今期のアニメから『スパイファミリー』のEDテーマ。
歌詞は『スパイファミリー』の物語になぞらえて書かれているが、ロイド、ヨル、アーニャそれぞれの物語が流れているようにも取れる。
《このお茶目な星で 生まれ落ちた日からよそ者》の部分はお茶目なアーニャが一番近いなとか、《探し諦めた 私の居場所は作るものだった》の部分はヨルっぽいなとか。
サビではありふれた家族の日常が描写されるけど、作品とのギャップを感じず多幸感に包まれる。
また、学生時代は疎外感があったと語っていたり、くも膜下出血で入院していた過去があったり、昨年結婚して家庭を築いたりした星野源の”人生”や”家族観”が語られているようにも取れる。
オシャレすぎてアニソンっぽさは皆無なんだけど、アーティストとアニメのタイアップ曲の新しい模範例だと思う。
さいごに
4月は新クールのアニメ放送が始まった関係上、ニューリリースのアニソンを多く聴いた。
それから意外と触れてなかった80年代の有名な洋楽や、90年代の王道ポップスを聴き続けていた。
まだまだ音楽初心者。これからも様々なアーティストを聴いて、自分の”好き”の幅を広げていきたい。
が、来月も同様の記事を書くか、書くとして10曲を挙げるかは未定である。