この記事では、レトロハードからSwitch・PS4・PS5などの最新ハードまでのビデオゲームのメタスコア、上位100タイトルと下位10タイトルを日本語で紹介する。
リメイクや複数作を収録したコレクションタイトルは別物、クロスプラットフォームや移植の場合は一番順位の高いものを掲載する（どの機種も同点か1～2点の違いしかないが）。
人気はあまり分からないが、歴代最高得点と歴代最低得点のゲーム、海外で評価の高い日本のゲーム、歴代の名作ゲームなどが素早く分かるだろう。
メタスコアとは
そもそも「メタスコア」とはなんぞや？と思っている方へ。
メタスコアとは、映画・ゲーム・テレビ番組・音楽などのレビューを収集する英語のサイト「metacritic」が発表している点数のことだ。
たとえば『マリオカート8 デラックス』なら92点、『ANTHEM』なら54点と100点満点で評価される。
この点数はどういう仕組みで導き出されているのか。なにもmetacriticが勝手に点数を付けているわけではない。
世界中の雑誌やサイトのレビューを均一に数値化したうえで集め、加重平均をかけて算出している。
均一に数値化するとは、星5つの評価で星4つなら80点、10点満点中7.5点なら75点といったように100点満点へ統一すること。なお、加重平均のアルゴリズムは明らかにされてない。
ビデオゲーム歴代メタスコアランキングTOP10
第1位：ゼルダの伝説 時のオカリナ（99点）
歴代最高得点のビデオゲームで、『スーパーマリオ64』とともに3Dゲームの歴史を変えたと言われているタイトル。
ファミ通のクロスレビューでも史上初の40点満点を叩き出した。
第2位：トニーホークのプロスケーター2（98点）
近年『トニー・ホーク プロ・スケーター 1+2』としてリメイクもされたスケートボードゲーム。スケボー文化のない日本ではほぼ無名と言ってもいい．．．
第3位：グランド・セフト・オートIV（98点）
完全3DによるTPS視点になった前作をよりブラッシュアップさせ、桁違いの作り込みでオープンワールドの王者へと躍り出たシリーズ最高評価作。Xbox360版も同じ点数。
第4位：ソウルキャリバー（98点）
世界で一番評価された格闘ゲーム。グラフィックやモーションの出来、キャラクリエイトの自由度の高さがこの点数の理由のよう。ファミ通のクロスレビューも40点満点だった。
第5位：スーパーマリオギャラクシー（97点）
3Dマリオが箱庭型からコースクリア型へ転換したタイトルであり、最も高く評価されたマリオゲームだ。
第6位：スーパーマリオギャラクシー2（97点）
制作スタッフのアイデアが尽きず、もっとマリオギャラクシーを目指して作られたという続編も同じく97点。
第7位：レッド・デッド・リデンプション 2（97点）
オープンワールド最高傑作と名高い本作。ストーリーテリングの巧さが非常に高く評価されている。
第8位：グランド・セフト・オートV（97点）
全世界で1億7000万本を売り上げたバケモノソフト。
PS3版、XboxOne版、Xbox360版ともに同じ点数。
第9位：ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット（97点）
二人の刑事が殺人事件を追うミステリーRPG。「RPGの大傑作だ」というレビューが目立つが、日本では知名度も評価も今一つ。
第10位：ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド（97点）
オープンワールドの常識を覆し歴史を変えたと言われているゲーム。
メタスコアで高得点を取る方法はただ1つ、他にはない唯一無二の体験を提供すること。
ゲームソフト歴代メタスコアランキング第11～50位
第11位：トニーホークのプロスケーター3（97点）
第12位：パーフェクトダーク（97点）
第13位：メトロイドプライム（97点）
第14位：グランド・セフト・オートⅢ（97点）
第15位：スーパーマリオオデッセイ（97点）
第16位：Halo: Combat Evolved（97点）
第17位：NFL 2K1（97点）
第18位：HALF-LIFE2（96点）
第19位：バイオショック（96点）
第20位：ゴールデンアイ007（96点）
第21位：アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団（96点）
第22位：バイオハザード4（96点）
第23位：オレンジボックス（96点）
第24位：バットマン：アーカム・シティ（96点）
第25位：Portal コンパニオン コレクション（96点）
PS3やXbox360で配信された『Portal』1と2をセットにしてSwitchに移植したタイトル。
第26位：鉄拳3（96点）
第27位：エルデンリング（96点）
第28位：マスエフェクト2（96点）
第29位：ファタモルガーナの館（96点）
第30位：ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス（96点）
第31位：The Elder Scrolls V: Skyrim（96点）
第32位：HALF-LIFE（96点）
第33位：ウィッチャー3 ワイルドハント（96点）
第34位：ゼルダの伝説 風のタクト（96点）
第35位：グランツーリスモ（96点）
第36位：メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ（96点）
第37位：グランド セフト オート ダブル パック（96点）
『グランド・セフト・オート III』とその続編である『バイス シティ』のセット作。
第38位：Baldur’s Gate II: Shadows of Amn（95点）
第39位：グランド・セフト・オート・サンアンドレアス（95点）
第40位：グランド・セフト・オート・バイスシティ（95点）
第41位：リトルビッグプラネット（95点）
第42位：ゼルダコレクション（95点）
初代『ゼルダの伝説』『リンクの冒険』『時のオカリナ』『ムジュラの仮面』4作の移植と、『風のタクト』の20分間体験版がセットになったソフト。
日本ではクラブニンテンドーの景品として500ポイントで交換できた。
第43位：レッド・デッド・リデンプション（95点）
第44位：グランツーリスモ3 A-spec（95点）
第45位：Halo 2（95点）
第46位：ペルソナ5 ザ・ロイヤル（95点）
海外で最も評価されたJ-RPG。無印PS4版『ペルソナ5』は93点だったが、完全版になり点数を伸ばした。
第47位：ゼルダの伝説 神々のトライフォース＆4つの剣（95点）
『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』をGBA向けに移植し、マルチプレイモードを追加したソフト。
海外では『THE LEGEND OF ZELDA: A LINK TO THE PAST』というタイトルで、マルチプレイモードはあまりフィーチャーされてない。
第48位：ゼルダの伝説 ムジュラの仮面（95点）
第49位：The Last of Us（95点）
第50位：Madden NFL 2003（95点）
ゲームソフト歴代メタスコアランキング第51～100位
第51位：Portal 2（95点）
第52位：メタルギアソリッドV ザ・ファントム・ペイン（95点）
第53位：テトリス エフェクト・コネクテッド（94点）
PSVR対応ソフトとして発売された『テトリス エフェクト』にマルチプレイモードを追加した完全版。2023年1月に日本でパッケージ版が発売。
第54位：グーの惑星（94点）
第55位：バイオショック・インフィニット（94点）
第56位：ファイナルファンタジーIX（94点）
第57位：コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2（94点）
2022年にPS5やXbox Series X/Sでリリースされた『Ⅱ』ではなく、アラビア数字表記の旧版。
第58位：ゴッド・オブ・ウォー（94点）
第59位：トニーホークのプロスケーター4（94点）
第60位：Devil May Cry（94点）
第61位：コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア（94点）
第62位：Madden NFL 2002（94点）
第63位：ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D（94点）
第64位：クロノクロス（94点）
第65位：CELESTE（94点）
第66位：Madden NFL 2004（94点）
第67位：GEARS OF WAR（94点）
第68位：The Elder Scrolls IV オブリビオン（94点）
第69位：シドマイヤーズ シヴィライゼーション II（94点）
第70位：QUAKE（94点）
第71位：Halo3（94点）
第72位：NINJA GAIDEN BLACK（94点）
第73位：ストリートファイターⅣ（94点）
第74位：スーパーマリオアドバンス4 スーパーマリオブラザーズ3（94点）
第75位：ジェットセットラジオ（94点）
第76位：メタルギアソリッド（94点）
第77位：グリム・ファンダンゴ（94点）
第78位：トム クランシーシリーズ スプリンターセル カオス セオリー（94点）
第79位：バイオハザード コード・ベロニカ（94点）
第80位：バーンアウト3 テイクダウン（94点）
第81位：ディアブロ（94点）
第82位：ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク（94点）
第83位：メタルギアソリッド3 スネークイーター（94点）
第84位：メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット（94点）
第85位：NCAA フットボール 2004（94点）
第86位：ゴッド・オブ・ウォー（94点）
第87位：スターウォーズ 旧共和国の騎士（94点）
第88位：シドマイヤーズ シヴィライゼーション IV（94点）
第89位：バーチャファイター4（94点）
第90位：スーパーマリオ64（94点）
第91位：DWARF FORTRESS（93点）
第92位：大乱闘スマッシュブラザーズX（93点）
第93位：カンパニー オブ ヒーローズ（93点）
第94位：グランツーリスモ2（93点）
第95位：The Last of Us Part II（93点）
第96位：Hades（93点）
第97位：トム クランシーシリーズ スプリンターセル パンドラトゥモロー（93点）
第98位：グランド・セフト・オート チャイナタウン・ウォーズ（93点）
第99位：パックマン チャンピオンシップ エディション DX（93点）
第100位：ストリートファイターα3（93点）
ビデオゲーム歴代最低メタスコアランキングWARST10
ここからはおまけとして反対に、ゲーム史上最低のメタスコアを刻みつけてしまった、およそゲームとは呼べないかもしれないゲームたちを紹介しよう。
ただし評判の悪いゲームを紹介しまくるのも気が引けるのでワースト10まで。
ク〇ゲーハンターの皆さん、お待たせしました。
第10位：Infestation: Survivor Stories（20点）
無料でプレイできるオープンワールドのゾンビゲーム。あなたは”無料”でも遊びたいと思えるだろうか？
第9位：Deal or No Deal（20点）
ヨーロッパやアメリカなど世界各国で放送されている同名のゲーム番組のゲーム化。
ゲーム化は最悪手を選んでしまったという事か．．．
第8位：Alone in the Dark: Illumination（19点）
第7位：SPOGS Racing（18点）
Wiiウェア向けのレースゲームで、日本では未発売。
海を越えてくるものは大概良いものである。
第6位：ダブルドラゴンⅡ ワンダーオブザドラゴン（17点）
1989年に発売した『ダブルドラゴンII ザ・リベンジ』のグラフィックとBGMとシステムをフルリメイクしたアーケードゲームで、Xbox360 DLソフトとしても配信。
どうやら難易度が調整不足で鬼高く、単調なBGMとシステムがこの点数の所以らしい。
クソゲーオブザイヤー2013にもノミネート。
第5位：空飛ぶブンブンバーン（17点）
海外名称は『Vroom in the Night Sky』。ポイソフトがSwitchのローンチで配信したDLゲーム。
キャラクターが乗る乗り物によって振動が変わるという”HD振動”を存分に活かしたゲームらしい。日本国内の評価はあまり低くない。
第4位：Leisure Suit Larry: Box Office Bust（17点）
第3位：Yaris（17点）
トヨタが欧米で販売している自動車「ヤリス」（日本でいうヴィッツ）を宣伝するために作られたレースゲーム。
Xbox Live Arcadeで2007年10月から2008年11月まで無料で配信されていたが、
「無料でも遊ぶ価値がない」「このゲームで時間を無駄にするくらいならごみ出しに精を出した方が価値がある」など酷評するレビューが多数投稿されている。
第2位：Ride to Hell: Retribution（16点）
第1位：SIMPLEシリーズ for Wii U Vol.1 THE ファミリーパーティー（11点）
海外では『Family Party: 30 Great Games Obstacle Arcade』というタイトルで発売されており、パッケージイラストもだいぶ異なるがゲーム内容はほぼ同じ。
一人だけでプレイできないオンラインゲームやパーティ―ゲームはスコアが上がりにくい傾向にあるメタスコアだが、その中でも断トツの低いスコアを付けられたのがこのパーティーゲームだ。
グラフィックのチープさ、無料アプリ以下のミニゲームのクオリティ、WiiUのゲームなのにWiiリモコンがないとゲームを始められない事が悪評判を呼んでいるようだ。
ゲームソフト歴代最低メタスコアランキング まとめ
ここまで、ビデオゲームの歴代メタスコアランキングTOP100とWARST10、というゲームの最高峰と最底辺を見てきた。
100位でも93点というレベルの高さに筆者は驚きを隠せない。
metacritic的にTOP100のゲームはどれも”MUST PLAY”とされており、ゲームを愛する者なら上から順番に全てプレイしておきたいところである。
