前週のコンシューマーゲームのソフト&ハードの売上を、日本と海外の二つの視点から振り返りつつ、また今週発売するゲームの売上を予想するこのコーナー。
毎週週末に更新予定の、週刊ゲーム売上ランキングこと「週間ゲーム売上ランキング」。
※ゲームソフトの画像はそのままAmazonリンクになっています
週間ゲームソフト売上
日本の売上ランキングTOP10
1位(初登場) PS4 コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー
84475本(累計84475本)/ソニー・インタラクティブエンタテインメント/2020年11月13日2位(初登場) PS4 アサシン クリード ヴァルハラ
45055本(累計45055本)/ユービーアイソフト/2020年11月10日3位(初登場) Switch 天穂のサクナヒメ
32906本(累計32906本)/マーベラス/2020年11月12日4位(前回3位) Switch あつまれ どうぶつの森
32585本(累計597万4018本)/任天堂/2020年3月20日5位(前回1位) Switch ピクミン3 デラックス
31073本(累計27万347本)/任天堂/2020年10月30日6位(前回2位) Switch リングフィット アドベンチャー
24115本(累計180万7723本)/任天堂/2019年10月18日7位(初登場) PS4 天穂のサクナヒメ
22955本(累計22955本)/マーベラス/2020年11月12日8位(初登場) PS4 Marvel’s Spider-Man: Miles Morales(スパイダーマン:マイルズ・モラレス)
22882本(累計22882本)/ソニー・インタラクティブエンタテインメント/2020年11月12日9位(初登場) Switch キングダム ハーツ メロディ オブ メモリー
22813本(累計22813本)/スクウェア・エニックス/2020年11月11日10位(初登場) PS5 Marvel’s Spider-Man: Miles Morales(スパイダーマン:マイルズ・モラレス)
18640本(累計18640本)/ソニー・インタラクティブエンタテインメント/2020年11月12日
https://www.famitsu.com/news/202011/19209739.html(ソース:ファミ通)
新作ゲーム・新ハードの発売が集中し、ゲーマーに取ってはお金も時間も存分に失われた一週間。『あつ森』などの既存タイトルはスルーして、初登場にフォーカスを当てて見ていこうと思う。
『COD ブラックオプス コールドウォー』PS4版が初週8.4万本で週間首位、PS5版は6045本で週間19位
この新作ラッシュの中で最も売れたタイトルは『COD』シリーズの最新作だった。
だが、毎度日本市場で初週10万本超えは固く、下手したら初週20万本は乗り越える『COD』シリーズとしては、今作はイマイチな出だしである。
しかし、DL版の初日売上はシリーズ史上最高記録を打ち出したというニュースが飛び込んできた(ソース)。
ユーザーの多くはDL版に移行してるため、パッケージ版の売上が減少傾向にあると思われる。全体的な売上、ユーザー数としてはむしろ増えているみたいだ。
『アサシンクリード ヴァルハラ』初週売上 PS4版4.5万本、PS5版4227本
次いで週間2位にランクインしたのは又しても洋ゲー。
前作『オデッセイ』の日本市場初週売上が4.5万本だったため、今回のお買い上げも固定のコアファンだろう。
日本語版は流血表現が規制されたことにより、日本のコアゲーマーの大部分の反感を買っていたが、パッケージ版のセールスには何の影響も無かった。
もしや、ヴィンランドサガとのコラボが販売を促進したのか…!?
それはあまり考えにくいなぁ...
『天穂のサクナヒメ』初週売上 Switch版3.2万本、PS4版2.2万本
PS5本体と同日発売にも関わらず、その”米づくり”の尋常じゃないリアリティさがウケて、Twitterではトレンド入りするほど話題となった本作。
「農林水産省がかつてないほど信頼できる攻略Wiki」とまで言われていたが...二機種合算で初週4.5万本に落ち着いた。
パッケージはSwitch、PS4ともに初回出荷分は品切れ。この調子だと2週目以降もランキング上位に残留し、しばらくは順調にじわ売れを続けてると思われる。
『キングダムハーツ メロディオブメモリー』初週売上 Switch版2.2万本、PS4版1.8万本
『キングダムハーツ』シリーズ初の音ゲーは、二機種合算で初週4万本という結果に。
シリーズコアファン向けのファンディスクなので、シリーズ本編のセールスに比べると妥当な出だしだと言えるだろう。
『スパイダーマン マイルズ・モラレス』PS4版2.2万本、PS5版1.8万本の初週売上 PS5のローンチで最も売れたタイトルに
個人的には”PS5のローンチタイトル”という印象が強いが、結果としてはPS4版の方が売れた。
これは、PS5が手に入りづらいという状況が大きく作用してると見て間違いないだろう。PS5が買えない、でもスパイダーマンの続編遊びたいから、諦めてPS4版を買おう...と。
それでもPS5版は、ローンチで初週最も売れたタイトルとなった。最終的にも累計で最も売れたローンチタイトルになることだろう。
PS5『デモンズソウル』1.8万本、『Godfall』5342本の初週売上
ほかPS5のローンチタイトルはこういう結果となった。
週間ハード売上にて詳しいことは後述するが、そもそもPS5本体を買えた人の母数が少ないので、この初週の売れ行きの少なさは致し方ないと感じる
もっと初週から本体が出荷されていれば、もしくはもっと本体が普及した状態で発売されていれば、もっと初週からぶっ飛ばしているポテンシャルは秘めていると僕は思う。
それにしても、本体の売上台数に比べてローンチタイトルの売上が少なくないか?(本体の売上台数は後述すると言いつつ、タイトルで察して)
分散するとは思っていたが、一人一本購入したと考えても10万台には届かない。
本体だけ買ってソフトは買わないという、なぜ発売日に買ったんだ?と思いたくなるような層が一定数居たのか、それとも転売ヤー・・・
うん、明らかに後者だね。いくらDL版の時代になったとはいえ、これはおかしい。
初週販売分のかなりを転売ヤーが占めているに違いない。ソニーもソフトメーカーも、これでいいのか?
転売はダメゼッタイ! まだ買えてない人は転売ヤーから買うなよ!
あれ? PS5のローンチタイトルでPS4版も発売した『リビッツ! ビッグ・アドベンチャー』がランキングの何処にもないんだけど...
ランキング圏外、すなわち週間30位だった『マリオカートライブ』2905本以下の初週売上だったと。なんかごめん...
海外の売上ランキングTOP10
https://doope.jp/2020/11110801.html#more-110801(ソース:doope!)
※UKチャートを参照
海外で売れたタイトルは、上から『COD BOCW』『アサシンクリード オデッセイ』『スパイダーマン マイルズ・モラレス』という順になった。
海外ではまだ『天穂のサクナヒメ』がコンシューマーで発売されてないため、これを除いた新作の人気順は、大体日本市場と似たような感じである。
ただ、日本のランキングは任天堂タイトルのじわ売れが多いのに対し、海外のランキングはプレステ陣営のタイトルが大変目立つ。というか、任天堂陣営は一本もないのでは?
そのおかげで『スパイダーマン マイルズ・モラレス』は3位まで詰めている。
9位に初登場ランクインした『Yakuza like a dragon』は、『龍が如く7 光と闇の行方』の海外ローカライズ版である。
ついに海外でも発売されたようだ。
海外人気は本シリーズ程度の『ドラクエ』がネタになっている部分も大きいので、日本国外でウケるのか心配ではあったが、早速 Steam や Amazon の海外レビューは高評価の連続。
日本では初週セールス20万本、週間1位は確定だが、海外でも新作がTOP10に入るほど知名度・人気を確実に伸ばしているらしい。
週間ハード売上
※新ハードだけでなく、既存のハードの海外売上データも手に入らなかったため、今回は日本国内における新ハードのみの売上を見ていきます。
PS5 10万3901台
PS5 デジタル・エディション 1万4184台
Xbox Series X 1万6247台
Xbox Series S 4287台
https://www.famitsu.com/news/202011/18209693.html(ソース:ファミ通)
PS5の初週販売台数は11.8万台
PS1 データ見つからず
PS2 98万台
PS3 8.8万台
PS4 32.2万台
PS5 11.8万台 ←NEW!!
これは酷い。PS3の二の舞である。
PS4はPS3の失敗に学び、初週から32万台以上を出荷。ソフト開発もしやすいよう環境を整えて、見事CS機第8世代の王者の座を勝ち取った。
PS5も、そのPS4と同じことをするだけで余裕綽々と次世代も王者の座に就けるポテンシャルを持ってるんだぞ?
しかし蓋を開けてみたらこれだ。
発売直後から今もなお品薄状態が続き、発売当初からその惨状にバッシングがあった『Switch』ですら、初週に31万3700台を出荷している。
「絶対に発売日に欲しい」という信念のもと、逐一予約情報をチェックしていた人は大方発売日に買えたはずだ。
かくいう僕も、予約開始日から一週間後に予約したにも関わらず、発売日にゲットできた。そのくらいの余裕があった。
一方、転売ヤー対策やウイルス感染対策も兼ねた「ほぼ抽選販売」が、よりこの貧しい状況を加速させている『PS5』。
せめて初週から20万台は出荷してほしかった。欲しい人全員とまでは言わないが、ユーザーに顔向けできるくらいの台数を用意してから発売に踏み切るべきである。
日本市場には10万台ちょいしか用意できてないのに、よくぞ発売したものだ。
初回生産分の多くは海外に回されて、日本には10万台ちょいしか回って来なかったと考えたいが、世界中日本と同様の状況なので、全体の初回生産分は『PS4』以下だと考えるのが適切なように思う。
SIE・CEOの「PS4以上のローンチになる」という言葉は何だったんだ?
この数字を見るに強硬発売のようにも見えるし、11月12日が発売日だとは認めたくない。
PS4以下のスペックを誇るライバルの『Switch』は、現在7000万台近いアドバンテージを持っている。
僕は「Wii ⇒ Switch」「PS3 ⇒ PS5」だと思っていて、PS5もかなり健闘するだろうが、最終的には『Switch』が1億台を突破して次世代の王者になると予想する。
それくらいに、第8世代王者の跡継ぎはスタートダッシュが酷い。本当に王の血を引いているのか疑ってしまう。
Xbox Series X|Sの初週販売台数は2.1万台
Xbox データ見つからず
Xbox360 6.2万台
Xbox One 2.5万台
Xbox Series X|S 2.1万台 ←NEW!!
まさかの歴代『Xbox』で最悪の出だし。日本市場では存在感が希薄だとよく謗られるが、もっと初週から売れても良かったと思う。期待以下。
でもハードの売上は初週だけじゃない!トータルでどれだけ世界で普及したかだから!
PS5には当たり強いのに、Xbox Sereisには優しいのは何なの…?
ほら、Xbox SereisはPS5よりも遥かに買いやすい状況だったし、欲しい人は大体買えてるから...
よし、次だ、次いこう。
今週発売するゲームソフトの売上予想
ここからは今週発売する新作ゲームを振り返りつつ、その初動を予想していくぞ!
次回のランキングの初登場枠は、二大巨塔になると思われる。
一本目の巨塔は『ゼルダ無双 厄災の黙示録』。
本編である『ゼルダbotw』は日本国内で初週18.6万本、累計168万本を記録している。
本編クリア者向けのファンディスク的無双ゲームだが、『ゼルダbotw』の世界を堪能したユーザーはかなり居ると読んで、本編の初週売上を超えて初週20万本売れると予想する。
いくら海外人気は微妙な『無双』と言えど、2017年のGOTY『ゼルダbotw』が絡むから、ワールドワイドでも売れまくりでしょ!
次回の海外ランキング首位はコイツで決まりだ!
二本目の巨塔は『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』。
2017年に大復活を遂げた『桃鉄2017』は初週13万本と、シリーズ最高の滑り出しとなった。
本作も注目度は俄然高く、さらには前作が年越し寸前の発売だったのに対し、今作は11月下旬とパーティーゲームとしては完璧なホリデーシーズンにぶつけて来た。
『桃鉄2017』と同等、あるいはそれ以上の初動が見込める。初週13万本と予想。
サブタイトル通りまさしく”定番”になり、年末から年明けにかけてコンスタントに売れて行きそうだ。
▼今後発売予定の新作ゲーム▼
ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ (早期購入特典(「サマーファッションコスチュームセット」ダウンロードシリアル) 同梱)
- 発売日: 2020/12/03
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りゅうおうのおしごと! 完全生産限定版 - Switch (【特典】しらび先生描き下ろし「空 銀子」お着替えB2タペストリー、遊べる! りゅうおうのおしごと! ポータブル将棋セット 同梱)
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- メディア: Video Game
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