春が訪れて桜が散り、新しい一年度が始まって、GWが過ぎ去るとともに五月病にかかり、梅雨の日々が続き...
そんな中でも放送し続けていた【2021年春アニメ】も、ついに最終回ラッシュを迎えて終焉のときだ。
そして初夏の陽気に誘われて、【2021年夏アニメ】が近づいている。
アニメオタクなら悩む頃合いだろう。次のクール(読む時期では今期)どの作品を視聴しようかと...
そこで今回は、【2021年夏アニメ】で僕が視聴予定の作品を「放送前のおすすめ期待値ランキング」形式で紹介しようと思う。
その名の通り、放送前の段階で個人的に期待している、なおかつ視聴をおすすめしたい順番に並んでいる。
視聴するつもりでない作品はランキングから省いている。つまり圏外だ。
ぜひ【2021年夏アニメ】どの作品を視聴するかの参考にしていただけると幸いだ。
2021年夏アニメのおすすめが一発で分かる!
なお、作品に対する放送前の正直な感想をぶつけたため、かなり厳しいことを書いているかもしれないが、それは個人ブログならではの持ち味という事で。企業サイトには書けないことを書く。
(面倒だから)放送情報やあらすじ等は記載してないが、作品のPVと公式サイトへのリンクを貼っておいたので、気になった作品の必要情報は自分でチェックしてもらいたい。
2021年夏アニメ一覧
※すべて公式サイトのリンクになっています
- アイドリッシュセブン Third BEAT!
- アイドルランドプリパラ
- アサルトリリィふるーつ
- ヴァニタスの手記(カルテ)
- うらみちお兄さん
- 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X
- Obey Me!(おべいみー!)
- 俺、つしま
- かげきしょうじょ!!
- カノジョも彼女
- ゲッターロボ アーク
- 現実主義勇者の王国再建記
- 小林さんちのメイドラゴンS
- Sonny Boy
- 死神坊ちゃんと黒メイド
- ジャヒー様はくじけない!
- 白い砂のアクアトープ
- SCARLET NEXUS
- 精霊幻想記
- 探偵はもう、死んでいる。
- チート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~
- 月が導く異世界道中
- TSUKIPRO THE ANIMATION 2
- 出会って5秒でバトル
- D_CIDE TRAUMEREI THE ANIMATION
- 天官賜福
- 転生したらスライムだった件 第2期 第2部
- NIGHT HEAD 2041
- バイオハザード:インフィニット ダークネス
- ピーチボーイリバーサイド
- ひぐらしのなく頃に卒
- 100万の命の上に俺は立っている 第2シーズン
- 平穏世代の韋駄天達
- ぼくたちのリメイク
- マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd season
- 魔法科高校の優等生
- 迷宮ブラックカンパニー
- 女神寮の寮母くん。
- 指先から本気の熱情 2-恋人は消防士-
- ラブライブ!スーパースター!!
- RE-MAIN
2021年夏アニメ 放送前のおすすめ期待値ランキング
第10位:カノジョも彼女
【公式サイト】
『ドージンワーク』『マンガ家さんとアシスタントさんと』『アホガール』に続く、ヒロユキ先生漫画の4度目のアニメ化作品。
上に挙げた3作はすべて15分アニメだったが、本作は30分アニメになるようだ。
内容は、クソ真面目だが優柔不断な主人公が、好きな子を一人選べずに多重交際する…といったもの。
原作は1巻だけ読んだが、決してドロドロとした展開にはならず、一貫してバカバカしくコメディに全振りのラブコメだ(いつものヒロユキ先生の作風)。ヒロインも可愛い。
しかし、僕にはどうしても不安な要素が3つある。
1つ目は、原作の連載開始からわずか1年でアニメが放送されるという事実。
本作の元になった同人作品がTwitterで発表されたのは2019年夏だから、作品誕生から2年しか経っていない。
通常、アニメを制作するには2年ほど掛かると言われているので、この爆速アニメ化には不安しかない。
2つ目は、アニメーション制作が「手塚プロダクション」だという事。
『五等分の花嫁』と『安達としまむら』を制作して、自分たちには、最悪ヒロインさえ可愛ければどうにかなる「ラブコメ・萌えアニメ」に向いてないと気付かなかったのだろうか?
また同じ過ちを繰り返すのか?
3つ目は、キャスト陣が人気声優の寄せ集めであり、『五等分の花嫁』『かのかり』と同じアニメの売り方をしている点。
どうせヒロインキャストで声優雑誌の表紙を飾り、堂々と宣伝するんだろう?
昨今のチープなラブコメ・萌えアニメには辟易するぜ...とか書きながら、結局ラブコメが好きだから観るんだけどね。期待はしないでおく。
【おすすめ記事】
第9位:ぼくたちのリメイク
【公式サイト】
会社が倒産して職を失った元ゲームディレクター・橋場恭也が、10年前(2006年)の大学入学時にタイムスリップし、憧れの芸大に入って人生をやり直す…というお話。
原作者の木緒なち先生は、『蒼の彼方のフォーリズム』などを手掛けたゲームシナリオライターであり、『ごちうさ』などのタイトルロゴを手掛けるグラフィックデザイナーでもある、れっきとしたクリエイターだ。
おそらく原作者の経験をもとにした、クリエイターラブコメが展開されるだろう。
同じくライトノベル原作で同系統の『冴えカノ』を超えることができるか否かや、2006年当時のオタク文化がどう描かれるかも注目である。
ただし、1つだけ懸念点がある。
それは、このアニメの製作が「ブシロード」に牛耳られているという点だ。
OP・EDは「バンドリ」の作中のアーティストが担当し、キャスト陣にも「響」の所属声優が名を連ねている。
とくに主人公の声優さんはあまりキャリアがなく、PVからは、腹から声が出ておらずBGMに声がかき消されているように聞こえる。
バンドリマネーでいよいよ外部の原作をアニメ化する事業にも手を出したか…と邪推してしまうが、
周りのキャスト陣やシナリオ、そして「feel.」が制作する美少女特化のアニメーションに期待したい。
第8位:乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X
【公式サイト】
乙女ゲームで恋愛フラグが集まる素敵令嬢に進化してしまった…!!!
「小説家になろう」発の異世界転生モノで、TVアニメ第1期が2020年春に放送された、通称『はめふら』の2期。
続編モノで作品のポテンシャルが分かり切っているのでこの順位。
1期で本題の破滅フラグは回避され、事実上本編は完結したため、2期からは売れたことによる引き伸ばし・延長線上の物語である。
どうやらまた”破滅フラグ”が立つみたいだ...
これが蛇足にならないことを祈るばかりだが、面白さは低減するんだろうなぁ…とは予想している。
続編が右肩下がりにならなかった作品は滅多に無いのだから...
第7位:白い砂のアクアトープ
【公式サイト】
「P.A.WORKS」制作のオリジナルアニメ、久々の少年少女による青春モノだ。
もちろん視聴する理由は「PAが制作するから」だが、PVを見て「こんなにキャラの静止画や動きが拙かったか?」と思ってしまった。
アニメ『ウマ娘』のレビュー記事でも書いたが、「PA」は2014年の『凪のあすから』『SHIROBAKO』を絶頂期に、徐々に衰退しているように思える(作画・シナリオともに)。
後進スタッフの育成がなってないのか?
…と言いつつ、やはり背景美術は美麗だし、『凪のあすから』『色づく世界の明日から』の篠原監督だ。
「PA×海×青春」の組み合わせには期待を寄せたい。
第6位:ピーチボーイリバーサイド
【公式サイト】
原作:クール教信者、作画:ヨハネによる漫画が原作。
誰もが知る童話『桃太郎』を翻案にしたオリジナルストーリーが展開され、美少女版『桃太郎』といった感じになっているのが面白そう。
また、PVを見ると思いのほかキャラクターと声優さんの声が合っており、意外性があるけど納得がいくキャスティングである。なおぼうの低音ボイス良い...
ストーリーが面白くありますように。
第5位:うらみちお兄さん
【公式サイト】
「うらみちお兄さん」をはじめ、子供向け教育番組の出演者の裏の顔(ギャップ)が見られる、絶対に子供に見せてはいけないコメディアニメ。※フィクション
キャストを見れば、社会の仕組みやしんどさに絶望する社会人女性をターゲットにしているのは分かる。
だが、学生や男性が観ても普通に面白そうだと思った。そこで男子学生であるところの僕が特攻しようかと...
それよか、今期アニメ『迷宮ブラックカンパニー』もそうだが、こういった日本社会のブラックさを皮肉る作品がアニメ化されるくらい人気になる日本は終わっているよ...
絶望したァ! しんどくて辛くて何もしたくないと思える日本社会に絶望したァ!!!
第4位:平穏世代の韋駄天達
【公式サイト】
原作を『異種族レビュアーズ』の天原先生、作画を『小林さんちのメイドラゴン』のクール教信者先生が手掛ける漫画のアニメ化。
内容はかなり激しいバトルモノのようだが、一瞬「ドラゴンボールかな?」と思ってしまった。
ノイタミナ枠の放送で、今ノリに乗っている「MAPPA」がアニメーション制作。
映像は間違いないだろうし、キャスト陣もガチガチにベテランで固めているから、思わず期待値は高まる。地味に放送開始が楽しみだ。
【おすすめ記事】
第3位:小林さん家のメイドラゴンS
【公式サイト】
2017年1月に放送されたTVアニメ『小林さん家のメイドラゴン』の、待ちに待った約4年半ぶりの2期。
そしてあの痛ましい事件以来、「京都アニメーション」のTVアニメ復活作品でもある。
事件の関係により、1期の監督を務め上げた武本さんはシリーズ監督になり、2期からは石原さんが監督となる。おそらく武本監督で途中まで作っていたんだろうな...
石原監督は『ハルヒ』『クラナド』『ユーフォ』などを手掛けた、武本監督に並ぶ京アニを支えてきた2大監督だ。監督が引継ぎになっても、作品が大きく変わってしまうような不安はない。
つまり裏を返せば、山田尚子監督や石立監督になっていたら、ちょっと不安だったという事だけど...
京アニファンである僕は、小林さんがトールを受け入れたように、本作を温かく迎え入れたい。
お帰りなさい、京都アニメーション…と。絶対に全話観る。
【おすすめ記事】
第2位:Sonny Boy
【公式サイト】
『ワンパンマン』の監督である夏目真悟氏が原作・脚本・監督を務め、アニメーション制作を「マッドハウス」が手掛ける、オリジナル“SF青春群像劇”アニメ。
キャラクター原案を『ストップ!! ひばりくん!』などでお馴染みの江口寿史氏が務めており、オシャレで可愛くも特徴的なビジュアルは、心が惹かれるものがある。
またPVを見る限り、今期では飛びぬけてハイセンスな演出が際立っていた。
しかし作品の全体像が全く掴めず、何がどうなるのか皆目見当もつかない。
賭けに出ている挑戦的な作品であることだけは分かる。
今年の春クールでいえば『Vivy』、冬クールでいえば『ワンダーエッグ』の枠になりそうか?
雰囲気は「2000年代の隠れた名作アニメ」臭が漂っている。『無人惑星サヴァイヴ』や『学園戦記ムリョウ』みたいな。どこか『NANA』っぽさもある。
いや内容的には『漂流教室』にかなり近しいか…?
『ワンパンマン』のようにメジャーになるのか、『プギーポップ』のように失敗に終わるのか。
僕は、売れないけど面白い!…そんな監督のオ〇ニー作品になると予想する。
個人的には、売るために作った作品より、好きを込めて作った作品の方が、作り手の熱意が感じられるし好みだ。今期の大穴。
第1位:死神坊ちゃんと黒メイド
【公式サイト】
アニメーション制作を「J.C.STAFF」、3DCG制作を「SMDE」が請け負う”3DCGアニメ”という事で...
『ハイスコアガール』の制作スタッフが贈る、新作ラブコメアニメだ。(ラブコメというより純愛かも)
これだけでも期待値は高くなるのだが、今期アニメのなかでも原作の評価が非常に高い。
それから、「触れたもの全てを死なせてしまう」呪いを持つ孤独な主人公・坊ちゃんに、誘惑などをして積極的にからかうメイド・アリス...という設定・あらすじが凄くそそられる。
触れ合いたいけど、触れ合えない。そんなムズムズ感と切なさに苛まれながら、坊ちゃんとアリス、二人の関係性に終始ニヤニヤ&ドキドキできそうだ。
あと、オタクのフェチズムを貫くドSヒロインでしかないアリスがめちゃくちゃ可愛い。
『ハイスコアガール』みたく評判が良かったら、すぐ2期を作ってくれそうなフットワークの軽さも秘めている。
オレ的今期一番の期待作。
2021年夏アニメおすすめ まとめ
今回は、2021年夏アニメの放送前おすすめ期待値ランキングを紹介した。
続編モノを1位にしてもつまらないし、個人的に続編よりも新作が観たいので、このようなランキングとなった。
というわけで今期、僕は以上のランキングで紹介した10作品に、2クール目に突入する『不滅のあなたへ』を加えて、11作品を視聴予定だ。
正直2021年夏アニメは、豊作とはいえない印象である。
実質、観たい新作が8作品しかない。まだ観たいと思える作品が1つでもあるうちがマシか...
また、『メイドラゴン』をはじめクール教信者先生が絡んでいる作品が3つも重複しているのは特筆したい。どうしてこうなったの?w
そんなクール教信者先生の初アニメ化作品『旦那が何を言っているかわからない件』は、個人的に一番好きな5分アニメなので、ここで是非視聴をおすすめしたい。
ん?『ラブライブ! スーパースター!!』だって!?
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