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【2024年決定版】「ufotable(ユーフォーテーブル)」制作アニメのおすすめランキングTOP5! 歴史や作風も解説!

「ufotable(ユーフォーテーブル)」制作アニメのおすすめランキング

『鬼滅の刃』が社会現象を巻き起こし、アニメ版を制作した会社としてますます知名度を上げている「ufotable(ユーフォーテーブル)」

アニメファンの間では、TYPE-MOON原作の『空の境界』や『Fate』ですでに人気を獲得しており、同原作の『魔法使いの夜』をアニメ映画化することが決定している。

 

今回は、そんな「ufotable」の歴史や特徴を分かりやすく解説していきながら、「ufotable」が手掛けたおすすめのアニメ作品を紹介しよう。

 

 

ufotableの概要と歴史

ufotableのホームページ

引用:http://www.ufotable.com/

「ufotable」とは?

「ufotable」は日本の東京都杉並区と徳島県徳島市に拠点を構えるアニメ制作会社であり、約200名のスタッフが所属している。

事業内容はアニメの企画・制作だけでなく、カフェや映画館の経営から、「マチアソビ」というアニメやゲームなどのエンタメが集うイベントを運営するなど、幅広く活動を展開している。

 

そんな「ufotable」は、現トムス・エンタテインメントなどで制作進行を務めていた近藤光氏が、野中卓也氏などの業界の仲間を集めて2000年に設立した。

最初は四畳半ほどの古いマンションに2台の作業机があるだけのオフィスだったが、音楽バラエティ番組『うたばん』のOPアニメの制作を請け負い、制作会社としての活動が本格的にスタート。

2003年、ラノベ原作のTVアニメ『住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー』で元請けデビュー。

 

そして2005年、電撃G's magazineの読者参加企画『双恋』のアニメ化第2弾として制作を担当したTVアニメ『フタコイ オルタナティブ』が、第9回文化庁メディア芸術祭において審査委員会推薦作品に選出されるなど、高い評価を得る。

これをきっかけに、アニプレックスとノーツとの共同企画「TYPE-MOON× ufotableプロジェクト」が始動。2007年より劇場公開した『空の境界』シリーズはアニメファンの間で非常に高く評価され、「ufotable」の知名度が大きく上昇し出世作となる。

2011年以降よりアニメシリーズの制作を請け負った『Fate』シリーズは更なる同社の人気に拍車をかけ、2020年に完結した。

 

2019年には、約4億4600万円の所得を隠し、1億円以上もの脱税をしていたことが発覚し、東京国税局が法人税法違反などの疑いでを東京地検に告発した。

だが同年に制作された、週刊少年ジャンプの同漫画を原作とする『鬼滅の刃』社会現象となり、

翌年に公開した『鬼滅の刃 無限列車編』は400億円近い興行収入を叩き出し、日本公開映画歴代興行収入・動員数第1位を塗り替えるという快挙を達成した。

 

ufotableの特徴・作風

アニメの制作は基本的に分業かつ何社もが制作に臨み、作画と仕上げが別の会社だったり、一部シーンの作画はべつの会社に外注したり、制作に携わるほとんどのクリエイターがフリーだったり、といった事象は稀ではない。

 

しかし「ufotable」は、映像制作に必要な制作部門のすべてが社内にあり、各部門が連携を取りやすい制作環境を整えている。

それから、映像クオリティ重視でスケジュールを組んでいるため制作ラインが1つしかなく、基本的に1つの作品に全ての所属スタッフが関わっている。

よって、非常に高品質な作品を生み出すことができるのが「ufotable」の一番の特徴だ。

 

また、『Fate』などでお馴染みの「TYPE-MOON」との交流が深く、アニメの製作・販売を担当する「アニプレックス」とともにアニメを制作することが多い。

「バンダイナムコ」も主要取引先であり、『テイルズ』シリーズや『ゴッドイーター』シリーズなどのTVアニメ版&OPアニメの制作もよく請け負うのが特徴的。

 

作風としては、設立当初はコメディ色の強い奇抜な作品ばかりを手掛けていたが、

2007年の『劇場版 空の境界』以降はシリアス色の強いアクション作品を多く手掛け、これを得意としている。

映像づくりは、手描きによる作画に重点を置きながらも、エフェクトや3DCGをふんだんに駆使した”デジタルっぽさ”が強いものが印象的だ。

演出や画面設計もそれを意識しており、美麗な背景や大胆なカメラワークも「ufotable」の個性である。

 

 

ufotable アニメおすすめランキングTOP5

第5位:ニニンがシノブ伝

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©2004 古賀亮一・アスキー・メディアワークス/ニニンがシノブ伝製作委員会

概要・あらすじ

『ニニンがシノブ伝』は、月刊コミック電撃大王にて2000年から2006年まで連載され、単行本が4巻発売されている漫画を原作としたTVアニメ。

「ufotable」の元請け2作目であり、2004年7月-9月に全12話が放送された。

内容としては、ドジで天然ボケな見習い忍者・シノブと、正体不明の生物・音速丸が引き起こす”騒動”をユーモラスに描いたギャグコメディ

随所にマニアックな小ネタや百合的な雰囲気による展開など、オタクに刺さる要素も盛り込まれている。

 

おすすめポイント

なんと言っても、音速丸(CV:若本規夫)の暴走っぷりが一番の見どころだ。

言動は支離滅裂なものの、若本さんの独特の言い回しや演技で一切を封じ込み、ドカンと笑いを誘ってくる。僕はこの作品を”若本規夫劇場”と呼んでいる。

若本さんが好きな人や、日頃の笑い成分が足りてない人にはぜひ観てほしい。

 

また、2004年に制作されたとは思えないレベルで、映像がよく動く。

深夜アニメに慣れてないと厳しいだろうが、良質なギャグアニメである。

『ニニンがシノブ伝』を配信で観る

 

第4位:空の境界シリーズ

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(C)奈須きのこ/講談社・アニプレックス・ノーツ・ufotable

概要・あらすじ

『空の境界』は、『Fate』や『月姫』を生み出した奈須きのこ氏による長編伝奇小説であり、それを原作とした劇場アニメシリーズだ。

物語は1996年の冬、ある病院に両儀式という少女が運び込まれるところから始まり、そんな彼女があらゆる事件を捜査し、浮遊霊と対峙するバトルが描かれる。

シリーズ一覧は以下のとおり。

  • 第一章:俯瞰風景[2007年12月1日公開]
  • 第二章:殺人考察(前)[2007年12月29日公開]
  • 第三章:痛覚残留[2008年2月9日公開]
  • 第四章:伽藍の洞[2008年5月24日公開]
  • 第五章:矛盾螺旋[2008年8月16日公開]
  • 第六章:忘却録音[2008年12月20日公開]
  • 第一~六章総集編:Remix -Gate of seventh heaven-[2009年3月14日公開]
  • 第七章:殺人考察(後)[2009年8月8日公開]
  • 終章:空の境界[2010年12月18日公開]
  • 第一章3D:俯瞰風景3D[2013年7月13日公開]
  • 後日談:未来福音[2013年9月28日公開]

 

おすすめポイント

先述したように、「ufotable」の作風を決定付けた出世作である。

背景の作画や画面効果はものの見事で、アクションシーンは圧巻の一言だ。

バトルが多い作品や、謎ばかりで物語の展開が予想できない作品が好きな人、そして「TYPE-MOON」作品がタイプな人は絶対に観ておきたい。 

2000年代の劇場アニメを代表する作品の1つ。

『空の境界』を配信で観る

 

第3位:がくえんゆーとぴあ まなびストレート!

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(C)ufotable/アスキー・メディアワークス/聖桜学園PTA

概要・あらすじ

「ufotable」初のオリジナル企画として2003年11月からプロジェクトがスタートし、2007年1月-3月に全12話のTVアニメが放送された。

少子化が加速する2035年、価値観の多様化で高校に進学せずに社会に出ることがカッコイイとされる時代。

活気のない女子高「聖桜学園」に転校してきた天宮学美が、転校初日に生徒会長になり、

持ち前の人を巻き込む明るい性格を活かして、学園を”わくわくできらきらな場所”にすべく奮闘する姿を描いた物語。

 

おすすめポイント

価値観が多様化する時代のなか、ufotable社長の近藤光氏が「学校に行く理由とは?」と考えたのがストーリーの原案となっている。

よって、少子化などの現代にも関わる社会問題をテーマにした、社会派の作品だったりする。

学校が好きな人、学校が憎いほど嫌いな人、目まぐるしいスピードで変化する現代に付いて行けない人、いまの日本に疑問を感じている人...色んな人に観て、考えてもらいたい。

 

また、放送当時としては最高峰の映像クオリティが人を惹きつけ、高い評価を獲得する話題作となったが、

DVDなどのパッケージ(円盤)売上は3000枚と振るわず、商業的にはイマイチに終わった。

これを契機にネット上では、3000枚という売上がアニメの採算の判断基準とされ、「まなびライン」というスラングが誕生。以後本作は「作品の質が高くても売上が伴わないアニメ」の代表格とされている。

そんな隠れた名作を、無名時代の「ufotable」の凄さを、知ってほしい。 

『まなびストレート!』を配信で観る

 

第2位:鬼滅の刃シリーズ

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©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

概要・あらすじ

2019年4月より2クール全26話に渡ってTVシリーズ第1期が放送。

2020年10月に『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が公開し、日本公開映画歴代興行収入・動員数第1位に輝いた

のちには第2期『遊郭編』全11話、第3期『刀鍛冶の里編』全11話、第4期『柱稽古編』が放送

 

原作は週刊少年ジャンプにて2016年から2020年にかけて連載されていた同名の少年漫画であり、累計発行部数は1億5000万部を突破している(2021年2月現在)。

時は大正、家族が鬼により惨殺され、唯一生き残った妹も鬼と化してしまった主人公・炭治郎が、妹を人間に戻す方法を求めて、鬼を追う雄姿を描く。

 

おすすめポイント

もはや言わずと知れた、何百億もの金を動かすほどの大ヒット作品。

原作の面白さに、ufotableの優秀なアニメーション技術が重なり、一大旋風を巻き起こすのもどこか頷けるようなクオリティである。

アニメ好きはもちろん、普段アニメを観ない人まで幅広く観られているので、

これから深夜アニメを嗜みたい! ufotableの作品を知りたい!…というアニメ初心者にこそ入門作品として観てもらいたい。

『鬼滅の刃』を配信で観る

 

第1位:Fateシリーズ

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© TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

概要・あらすじ

『Fate/stay night』は、2004年1月30日に「TYPE-MOON」から発売された18禁ビジュアルノベルゲームを原作としたアニメシリーズ。

7人の魔術師(マスター)が7騎の使い魔(サーヴァント)と契約し聖杯を巡る抗争、その名も「聖杯戦争」を描いた物語。

「ufotable」がアニメ化を担当したのは以下の3作。

  • シリーズ全体の前日譚を描いた『Fate/Zero』(2011年10月-12月、2012年4月-6月:全25話)
  • 二人目のヒロイン・遠坂凛ルートを描いた『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』(2014年10月-12月、2015年4月-6月:全26話)
  • 三人目のヒロイン・間桐桜ルートを描いた『Fate/stay night [Heaven's Feel]』(2017年10月、2019年1月、2020年8月:劇場三部作)

 

おすすめポイント

アニメ好きの誰もが「ufotableを知りたい? じゃあこれを観とけよ」と勧めるような、いわば「ufotable」の挨拶替わり的な作品。

原作に忠実なシナリオと、原作をとことんリスペクトした演出、そして迫力のある立体的な戦闘シーンは、原作ファンを感嘆させ、アニメから入った人の心も掴んで離さない。

TVシリーズから劇場アニメ並みのクオリティであり、「ufotable」の映像表現の真骨頂を体感することができる。

『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』を配信で観る

 

まとめ

生み落とされた作品がすべてを物語っているように、「ufotable」は優秀なアニメ制作会社だ(不祥事もあったが)。

ぜひ「ufotable」制作のアニメを堪能し尽くしてほしい。

今後の「ufotable」が生み出す作品にも期待だ!!!

 

 

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